「自分はセンスがないからなぁ」 こんな言葉を人から聞くこともあれば、自分でも使っている。謙遜の言葉として素直に受け取れば良いのだが、ひねくれて考えれば、これは自らの無知をさらけ出している言葉なのかもしれない。 センスとか感性というのは、知識や理論である。例えば、相手を唸らせることができる何かを示せたとき、相手は、その人をセンスが良い、感性が高いと評価する。それは、経験に裏打ちされた知識があるからであろうし、唸らせるほどの論理的根拠があるからだ。芸術も知識や論理だ。自分にはない、知識や論理を示し、相手を感動させる。 だから、人は誰しもセンスや感性を育てることができる。「センスがない」とは、「知識を持っていません」あるいは、「知識を増やす努力をしてきませんでした」という宣言である。 ひとは、誰しも自分の力でセンスや感性を育てることができるのであり、「センスがない」とは、自らを脱落者と宣言するよ
![「センスがない」とは無知であると同じ、軽々しく使わない方がいい:ITソリューション塾:オルタナティブ・ブログ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/21534aff6ce2bee7efd0d8fa1952ee7b87d1d5ba/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fblogs.itmedia.co.jp%2Fmt-static%2Fsupport%2Fassets_c%2Fuserpics%2Fuserpic-341-100x100.png)