北京冬季五輪に参加する7カ国の選手やコーチら約1000人が使い捨てのスマートフォンを使う見込みであることが分かった。英メディアが3日までに報じた。中国の習近平国家主席は1月に国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長と会談した際、五輪に約90カ国・地域から3000人が来ると誇示したが、関係者の多くが情報の抜き取りなどを警戒しているようだ。 報道によると、7カ国は米国、英国、カナダ、スイス、スウェーデン、ドイツ、オランダの欧米諸国。中国の通信回線を通じた個人情報抜き取りや行動監視を警戒し、自国選手に私用スマホを持ち込まないよう呼び掛けている。 米連邦捜査局(FBI)も1月31日、使い捨て端末を使うよう促した。ABCテレビによると、FBIは選手らへの通知で「マルウエア(悪意のあるソフト)を埋め込まれたり、個人情報を盗み取られたりする恐れが高まる」と警告した。 新型コロナウイルス禍で開かれる北