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ブックマーク / blog.tinect.jp (18)

  • 社長の「やっとウチも、社員が自死するほどの会社になりましたね」という発言で、心が折れた。

    東日大震災の際、家族全員を津波で失いながらも任務を続けた自衛官がいることを、知っている人はいるだろうか。 その自衛官のお名前は、車両整備中隊長の佐々木清和・1等陸尉という。(当時。以下敬称略。) 陸上自衛隊における中隊長は特別なポストで、部下からは「オヤジ」とも呼ばれ、一人ひとりの隊員と膝詰めで付き合うポジションだ。 そんなこともあるのだろう、佐々木は海岸からわずか300mしか離れていない自宅にいた家族が心配ではあったが、一切顔に出さず、黙々と部下を統率し任務にあたり続けたそうだ。 そしてまさにその時、最愛のと14歳の一人娘、同居していた義父母の家族全員が、津波にのまれて命を落とされている。 佐々木がご家族のご遺体に対面できたのは、任務の合間を縫って遺体安置所に駆けつけた、実に10日も後のことであったそうだ。 当然のことながら佐々木は震災後、心に大きなダメージを負い酒量が増える。 体重

    社長の「やっとウチも、社員が自死するほどの会社になりましたね」という発言で、心が折れた。
    Pgm48p
    Pgm48p 2021/08/04
    同族企業に多そうなタイプ。労基法を厳罰化して、労働者の人命を蹂躙する経営者をしっかりブタ箱送りにできる法制が必要。そうしないと、バッファのある体制を真摯に作ろうとしないだろう
  • 「長い労働時間」は、経営者の怠慢の証。

    起業したと聞いていた、昔の同級生と会った時のことだ。 システム関連の彼の会社は、創業から3年余りで従業員50人を数えるほどに成長し、さらに会社を大きくする予定だという。 当時、事業再生の仕事を担っていた私は、正直、短期間で会社を成長させた彼のやり方に興味があった。 そこで率直に、会社を大きくする彼なりの経営方針について尋ねてみた。 「色々あるけど、一つは裁量労働制と固定残業の合わせ技やな。使い勝手がいいし、人件費が抑えられるんや。」 「え?どういうことだ?」 「ウチの場合、月額20時間分の固定残業代をエンジニア全員に支払ってる。でも、月間の残業時間が50時間以下になるエンジニアはいないんだわ。つまり、追加の人件費がかからないので、人件費を抑えられてるってことやな。言葉は悪いけど、定額働かせ放題ってことや。」 「いやお前、それ制度の来の使い方じゃないし、違法だろう。」 「そうか?社労士にも

    「長い労働時間」は、経営者の怠慢の証。
    Pgm48p
    Pgm48p 2020/08/17
    長時間労働の蔓延は、罰則や労基署の取締りが甘いのも一因。やり得が起きないよう、罰則や取締り体制の強化を図らない、政府の怠慢の証でもある
  • 高島屋の店長に話を聞いたら、地方で着々と「人口減少社会への適応」が進んでいて、驚いた。

    つい先日、高崎高島屋の中川徹社長に話を聞くため、群馬県の高崎市に行ってきた。 彼は中高の同級生で、再会するのは20年以上ぶりだ。 中川さんは、高崎に配属される以前は、神奈川県横浜市にある、港南台店の店長に店舗史上最年少で抜擢され、構造改革に力を尽くしてきた、やり手である。(参考:「港南台モデル」を 高島屋港南台店・最年少店長) 旧交を温める中で、仕事の話も出る。 そこで中川さんから、3つほど、面白い話を聞いた。 1.高崎高島屋は、7年連続増収 百貨店の不振が報じられることが多いが、高崎高島屋は「地方都市」という条件ながら、7年連続で増収だ。 「百貨店不振」の常識から外れている。 これは「高崎市」が北関東地区における企業の主要拠点になっており、特に活力がある場所だからだ。 数字で見る高崎の都市力2018(1)人口編 ここのところ高崎市の躍進がめざましい。「高崎市が全国から注目されるようになっ

    高島屋の店長に話を聞いたら、地方で着々と「人口減少社会への適応」が進んでいて、驚いた。
    Pgm48p
    Pgm48p 2019/07/05
    高崎という立地の特異性を書き連ねた直後に「地方は意外と恵まれてる」と突然主語のデカい主張をし出してズッコケた。高崎が特殊なだけ。全国で通用するモデルになると思ってるなら大間違い
  • 「仕事のやりがい」を求めて苦しんでいる人に読んで欲しい話。

    就活シーズンが始まった。 毎年このシーズンになると、学生の方々からの相談が増える。 多いのは「仕事のやりがい」についての質問だ。 「今の仕事は、やりがいがありますか?」 「どんなときにやりがいを感じましたか?」 「やりがいがないな、と思ったときは、どんなときですか?」 そんな時、いつも考え込んでしまう。 仕事のやりがいは、たとえルーティンワークなど些細なことであっても得られるので、「どんなところからでもやりがいは感じられます」と言いたいが、それを丁寧に説明するのは非常に難しい。 私は聞く。 「なぜ、そんなにやりがいが重要なのですか?」 その学生は 「やりがいのない仕事は、楽しくないから続けられないと思って。」 という。 私は答えた。 「どんな仕事でも「やりがい」を作り出すのはそれほど難しくないです。でも、それが「楽しいか」と言われると、相当の疑問が残ります。例えば、プロスポーツ選手の厳しい

    「仕事のやりがい」を求めて苦しんでいる人に読んで欲しい話。
    Pgm48p
    Pgm48p 2019/03/12
    仕事に生きがいを求めない人に、社会人失格の烙印を押したがる人は多い。働き方改革は「多様性」を謳ってるのに、いかに仕事を生きがいにさせるか、が働き方改革で為すべきことと嘯くコンサルまでいる
  • 仕事ができる人ほど、できない人に優しく振る舞うのは、マネジメントの定石。

    昔、ある会社の営業MTGで、忘れられないやりとりがあった。 少々詳しく描写すると、出席者は以下の通り。 ・役員(部長) ・リーダー ・メンバー 7名のメンバーの能力は各々、高、高、中、中、中、中、低。 二人ぐらい優秀な人物がいて、一人「できない人」が混ざっているイメージだ。 また、役員とリーダーは切れ者で、部下の報告の論理矛盾やダメな点にはすぐに気づく。 さて、こんな状況で来期の「営業計画」について、MTGが開催された。このMTGの議長はリーダーだ。 リーダーはテキパキと議事を進める。 来期の営業部の方針に始まり、具体的な目標設定、個人の役割など、メンバーへの指示も簡潔でわかりやすい。 ここまではなんの問題もなかった。 だが、今年一年を振り返っての営業報告が始まると、雰囲気が変わった。 無理もない。メンバーの一人ひとりが、自分の過去の実績と、これからの具体的行動を発表しているのだから、緊張

    仕事ができる人ほど、できない人に優しく振る舞うのは、マネジメントの定石。
    Pgm48p
    Pgm48p 2019/02/25
    "できない人は個別に指導"と本文に書いてあるのに、〈皆の前で叱り飛ばす、冷たく遇う〉をやらないだけで、指導せず放置した、甘やかしだとリーダーの対応を責める人が多くて慄く
  • 労働者のパフォーマンスは「能力値」×「目標に向かって我慢できる値」で決まる

    少し前に大学の同級生とご飯をべ、かつての級友たちがどうなったかについて色々と情報交換を行った。 学生時代からとても興味があった事の1つに、学校の成績と就労後のパフォーマンスがどう比例するかというのがあった。 かつての秀才達は、今も出世頭なのだろうか?その答えはまだ卒後して数年しかたってはないが、意外とハッキリと出つつあった。 「そういえば、あのパチンコばっかり打ってた奴はどうしたん?」 「あー、あいつは今、救命救急センターでバリバリ働いているわ」 「んじゃ、学年トップクラスだったあの人はどんな感じよ?」 「・・・実はあいつ、いろいろあって心の病をやっちゃって、一回ドロップアウトしたんだ。風のうわさによると、今はフリーでアルバイト医として月に数日だけ働いているらしい。もったいないよね・・・あんなに頭よかったのに」 勉強ができるにも3つのパターンがある こんな感じで、いろいろな人を分析してい

    労働者のパフォーマンスは「能力値」×「目標に向かって我慢できる値」で決まる
    Pgm48p
    Pgm48p 2019/02/20
    マネジメントの力や責任をあまりに軽視した意見。仕事でメンタルを病んでドロップアウトしたのは、職場や労働環境に問題があった可能性が高いのに、一義的に本人の耐久力の問題にしていて、論外
  • 「ドイツに残業がない」なんて、真っ赤なウソ。海外を理想化しすぎる人の言葉には、気をつけよう。

    ドイツ移住してからというもの、何度もカルチャーギャップを体験した。 そのたびにびっくりしていたわたしだけど、驚いたのは日ドイツとのカルチャーギャップだけではない。『自分が思い描いていたドイツと実際のドイツの乖離』にもまた驚かされた。 もっとかんたんにいえば、わたしはドイツを誤解していたのだ。とくに、働き方に関して。 わたしはドイツに来た当初、よく「日は長時間労働だけどドイツには残業がないからいいよね」なんてよく言っていた。 それに対するドイツ人の反応は予想外のもので、100%「ドイツにも残業はある」と返ってくるのだ。たぶん30人以上とことやり取りをしたが、答えはいつも同じ。 労働研究所の職員の方に取材をさせていただいたときも、「ドイツに残業がないなんて言われているんですか? どうして?」と逆に驚かれたほどである。 どうやら、わたしが触れてきたドイツ情報は、理想化されすぎていたらしい

    「ドイツに残業がない」なんて、真っ赤なウソ。海外を理想化しすぎる人の言葉には、気をつけよう。
    Pgm48p
    Pgm48p 2018/12/26
    「ドイツに残業がない」なんて殆どの人は思ってない。「過労死するほどの残業が常態化してない」と残業ゼロの間には天と地ほどの差異がある。筆者は、否定したい相手の主張を持論に都合よく捻じ曲げていて非常に悪質
  • ブラック企業の経営者は自らを「ブラック」と思っていない。実効性の低い「ブラック企業叩き」より、被害者に「逃げ方」の情報提供を。 | Books&Apps

    ホーム > ブラック企業の経営者は自らを「ブラック」と思っていない。実効性の低い「ブラック企業叩き」より、被害者に「逃げ方」の情報提供を。 いわゆる「ブラック企業」を直接間接に観測したことが、何度かあります。 私も一時期、「これはブラックといっていいんじゃないか」という企業に属していたことがありますし、ブラック企業に所属して心身ともに疲弊している人に接したことも何度かあります。 (自分も含めて)そういったケースを観測する中で、「いわゆるブラック企業」の経営者というものには、割と共通した傾向があるんじゃないかなーと思うようになりました。 それは、以下のような言葉で表現することが出来ます。 ・客観的に自社を見る能力、ないしスタンスの欠如 ・自社の体制に対する自浄能力、批判的検討能力の欠如 ・法令の軽視、コンプライアンス体制の軽視 もうちょっと具体的な言い方に直すと、 例えばいわゆるブラック企業

    ブラック企業の経営者は自らを「ブラック」と思っていない。実効性の低い「ブラック企業叩き」より、被害者に「逃げ方」の情報提供を。 | Books&Apps
    Pgm48p
    Pgm48p 2018/10/24
    労基法違反を車のスピード違反の如く軽く捉えてる経営者は多いと感じる。労基署の取締や違反罰則の緩さがそう思わせる因子になってる。社会的解決を目指すなら、国政に訴えて制度と取締り体制の強化を求める事も必要
  • 日本企業では「能力不足」よりも「態度の悪さ」のほうが問題になる。

    「日の雇用終了」という書籍がある。 タイトルだけを見ると、インターネット民は「日の雇用はヤバい」とも読みそうなのだが、そのようなではない。 このを一言で言えば「クビにした会社と、クビにされた社員の紛争」の調停事例を扱った研究書籍である。 内容としては、国の出先機関である都道府県労働局が行った「あっせん」という紛争調停の事例を延々と紹介、考察している。 あっせんとは 当事者の間に学識経験者である第三者が入り、双方の主張の要点を確かめ、場合によっては、両者が採るべき具体的なあっせん案を提示するなど、紛争当事者間の調整を行い、話合いを促進することにより、紛争の円満な解決を図る制度です。 (埼玉労働局) そして、一見退屈そうななのだが、これが読み出すと結構面白い。 なにせ、事例がリアルで豊富なのだ。 もちろん当事者同士は真剣であり、面白がっては良いものではないのだが、「経営者」と「労働者

    日本企業では「能力不足」よりも「態度の悪さ」のほうが問題になる。
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    Pgm48p 2018/01/29
    挙げてる紛争事例はどれも使用者側が法令違反を重ねていて明白な不当解雇。これを労働者の態度が悪いに換言して、使用者側の不法行為性は捨て置かれる風潮や論説の方が、おかしな解雇を蔓延らせる元凶だと思う
  • 誰でも運が悪ければ路上生活者になりうる。己の幸運に感謝し、彼の不遇に祈りを唱えたい。

    一時期ホームレスに強く興味を持った事がある。 一体どのような転機をたどった結果、路上生活という生き方に行き着くのかが単純に気になったのだ。 これを読んでいる多くの人は、たぶん普通に学校に通っていたり会社に通っていたりと、まあ屋根がついた家で暮らしている人が多いだろう。 多くの人は自分がホームレスになるだなんて事を考えた事がある人はほとんどいないんじゃないかと思う。 けど実のところ私達・屋根のある部屋で暮らしている人間とホームレスとの間にある距離は意外と近い。 気がついたら、ある日寒空の下でただ時が過ぎ去るのを待つような人生になるだなんて事は、いつ起きても不思議ではない。 と、いうわけで今回は人はどのようにしてホームレスになるのかについての話を書いていこうと思う。 仕事・資産・人縁 日は基的にはそれなりに豊かな国だ。貧困国の人々と違い、生まれながらにして路上生活者という人はほとんどいない

    誰でも運が悪ければ路上生活者になりうる。己の幸運に感謝し、彼の不遇に祈りを唱えたい。
    Pgm48p
    Pgm48p 2017/11/13
    正規雇用や親縁者の扶養ありきで設計してきた企業に依存した社会福祉制度は、非正規雇用化や親族疎遠化で限界に来ている。失職時のセーフティネット拡充や見て見ぬフリ&門前払いを許さない制度運用の厳格化が必要
  • 「少数の非難や批判を必要以上に大きく捉えちゃって、どんどん状況を悪化させてしまう系案件」の話。 | Books&Apps

    タイトル長いのでなんか略称作りたいんですが、なんていえばいいでしょうね。批判過敏症候群とでもいえばいいでしょうか。 これは割と一般的に言っちゃっていいと思うんですが、「多数の好意や賛意よりも、少数の非難や悪意の方が表現者の心に残りやすい」というのは多くの創作分野における共通項です。 例えばブログの記事とかでもそうなんですが。余程おかしなことを言っていない限り、実際のところ読者というものは案外作者に好意的です。 例えば、記事に対するはてなブックマークの反応が100あったとして。その反応の割合として典型的なものは、経験則としては ・無言:40% 〜 50% ・賛意、ないし好意的な反応:30% 〜 40% ・反対、ないし批判的な反応;5% 〜 10% ・内容を踏まえているように思えない理不尽な罵詈雑言:1% 〜 5% 割とこんなもんです。で、無言ブクマというのは、たとえばその後のツイッターでの反

    「少数の非難や批判を必要以上に大きく捉えちゃって、どんどん状況を悪化させてしまう系案件」の話。 | Books&Apps
    Pgm48p
    Pgm48p 2017/10/02
    ネットのコメント欄は、どれだけ尖った意見が言えるか選手権に発展しやすい。批判を受ける本人だけでなく、コメントを寄せる側も否定的で過激な意見に影響を受け流されやすい傾向がある
  • 「なんでこんなに仕事が手につかないんだろう?」と悩む人に読んで欲しい話。

    すぐ隣で仕事をしている人が、こんなことを言っていた。 「なんで自分にはこんなに集中力がないんだろう?仕事をはじめても30分で耐えられなくなってしまう。昨日の夜は溜まっていた仕事になかなか手がつけられず、つい朝まで寝てしまった。」 私は答えた。 「科学的には、「とりあえず、5分でも10分でもやってみる」とやる気が出るらしいですよ。」 参考:どうにもやる気がおこらない時、やる気を出せる技術。 「やる気」は脳の研究分野の1つでもあり、科学的なアプローチも進められてきた。 脳科学者の池谷裕二氏は著書の中で、「やる気」について言及しており、「何かを始める」と、側坐核という脳の部位が活性化し、やる気が出るとしている。 これはつまり「気分」「マインド」が先ではなく、「行動することでやる気が出る」という、従来のイメージと逆の主張だ。 確かに個人的にこれは思い当たるフシが数多くあり、「やる気がでない」と言う

    「なんでこんなに仕事が手につかないんだろう?」と悩む人に読んで欲しい話。
    Pgm48p
    Pgm48p 2017/09/08
    貧困者は意志力を保つのに必要な精神ポイントを日々の貧乏生活で擦り減らす。気苦労の多い環境故に、頑張りどころで精神P不足に陥って集中力が発揮できず、挫けやすいから怠け者に見られやすいという仮説は興味深い
  • 無能にペナルティを課しても、無能は組織からなくならない。では、どうするか。

    いろいろな会社で仕事をしていると、「ケアレスミスをする人」「同じミスを繰り返す人」に結構な割合で遭遇する。 やれるのにやらない、わかっていてもできない、大事なことを忘れる、そのような行動を繰り返す彼らに付けられる名前は無慈悲そのものだ。 すなわち、「無能」である。 そして、世間は無能には極めて厳しい。 ハーバード大学公衆衛生学のアトゥール・ガワンデ氏は次のように表現する。 私たちは、そのような「無能」の失敗に対しては感情的になってしまいがちだ。 「無知」による失敗は許せる。何がベストなのかわかっていない場合は、懸命に頑張ってくれれば私たちは満足できる。 しかし、知識があるにもかかわらず、それが正しく活用されてないと聞くと、私たちは憤慨せずにはいられない。 氏の述べる通り、「知っているのにやらない」時や、「わかっていてミスをした」時には、組織はミスをした人物に非常に冷酷な仕打ちをする。 叱責

    無能にペナルティを課しても、無能は組織からなくならない。では、どうするか。
    Pgm48p
    Pgm48p 2017/09/04
    部下を無能と感じたら己自身が無策でないか疑え、は至言/失敗原因を躓いた当人の属人的な部分に求め過ぎるきらいがある。欠落のない人間はいないという前提に立って、業務フローや仕組みの改修で改善を試みるべき
  • 新卒面接で「サークル」や「ボランティア」など、担当者が分かりやすい話だけを聞いていると、社会と大学の断絶を加速するのでは。

    ちょっと極論になるかも知れませんが。 以前いた会社で、新卒の面接担当になったことが割と頻繁にありました。前途あるキラキラした若者たちの人生を、自分のようなしょーもない大人が左右していいものなのか、あれこれ悩んだものです。 私は専門の人事担当ではありませんので、大体の場合、人事担当を含めた何人かで学生さんとお話します。 一番多かったパターンは、他部署のリーダーも含めた数名と、学生さん数名との間でグループ面接を行うというパターンでした。 その期間を通じて、特に企業側の面接スタンスについて、強く疑問に思ったことが二つあります。 「なんで皆、ボランティア経験だとかリーダー経験だとか、大学や院での勉強、研究と関係ないことを聞きたがるんだろう」 「なんで皆、大学で何を学んできたのかについて全然興味がないんだろう」 この二つです。 私の認識が間違っていなければ、大学とは最高学府であって、日で最も純度の

    新卒面接で「サークル」や「ボランティア」など、担当者が分かりやすい話だけを聞いていると、社会と大学の断絶を加速するのでは。
    Pgm48p
    Pgm48p 2017/08/07
    メンバーシップ型雇用だから。学生が大学で学んだ専攻分野の研究内容を理解把握して優劣をつける能力が採用担当にないから。この二点が大きな要因だと思う
  • 「自分が苦労していたんだから他人にも同じ苦労させたい症候群」にどう立ち向かうべきなのか

    タイトル長すぎると思ったんですが、「自分が苦労していたんだから他人にも同じ苦労させたい症候群」ってなんか適切な呼び方あるんでしょうか。 軽くぐぐったんですが、うまい略称が見当たりませんでした。どなたか、適切な略称をご存知でしたら教えてください。 まあ、字面から言わんとしているところは了解していただけると思います。 例えばPTAとか。例えば町内会とか。例えばマンションの自治会とか。 もしかすると企業や学校でもそうなのかも知れませんが、「ある程度長く続いていて、硬直化した組織」では、しばしば下記のような状態が見受けられることがあります。 ・どう考えても不要かつ無駄な作業が、何故か改善・撤廃されない ・改善しようとすると、そこに長くいた人から何故かよく分からない抵抗や圧力がかかり、改善することが出来ない ・現在の作業者も全員無駄な苦労だということを認識しているが、嫌々その作業を継続している ・

    「自分が苦労していたんだから他人にも同じ苦労させたい症候群」にどう立ち向かうべきなのか
    Pgm48p
    Pgm48p 2017/08/01
    自分が体験した理不尽を改善せず、後輩たちにも同じことをさせて連帯感を培おうとする体育会系のノリが嫌い。無益な苦行に耐えてこそ一人前の社会人みたいな悪しき因習は無くなってほしい
  • なぜ「おじさん」「おばさん」は、人生の下り坂に耐えて生きていけるのか。

    太く短く生きたい若者が、細く長く生きたい中高年層になる瞬間について 「あんまり長生きなんてしたくないんだよね。若い頃にしっかりと人生を楽しんで、太く短く40歳ぐらいで死ぬ方が、細く長く生きるよりも全然いい」 こういう事をいう若い人は結構多い。僕も若い頃はこんな感じの事をよく言っていた。 ところが働き始めた後、ある程度年配の方と接するようになってみて、この世に未練がある人が驚くほど多いという事がわかり非常に驚いた。 この人達に詳しく話を聞いてみると、この人達も若い頃は太く短く生きるのが理想だったけど、実際に自分が40~60になってみると昔は忌み嫌っていた細く長くの生き方に執着するようになってきたというのだ。 これは、私よりも一回り若い医師ブロガーの、高須賀さんによる文章だ。 アラサー時点の気付きを書き綴った文章として、共感できるものだった。たぶんだけど、この気付きだいたい当たっていると思う。

    なぜ「おじさん」「おばさん」は、人生の下り坂に耐えて生きていけるのか。
    Pgm48p
    Pgm48p 2017/06/15
    死生観は過ごした環境や社会情勢で変わる。御年配の方が生きた社会と若者がこれから生きる社会は当然異なる。唯一普遍的な正しい人生観など存在せず、経験則で若人に老いは耐え易しとマウントするなど烏滸がましい
  • 「知識を手に入れるための知識」がない人にとって、Google検索はあまりにも難しい。

    私はGoogle検索が大好きです。 天文学も、サブカルチャー史も、世界史も、ググれば楽しい情報をざくざく掘り出せます。ただし、そのためには工夫が必要ですが。 Google検索は召喚術で、あなたの詠唱能力が試されている 偉大なグーグルウィザードは、Googleという名の巨大な魔法の杖に絶妙のワードを入力し、森羅万象を明らかにする。 ネットの奥底に眠る鉱脈を掘り当て、ときには女子中学生の精霊を眼前にかき集めてみせる。一方、駆け出しのグーグルユーザーは、ぎこちなくワードを唱え、wikipediayahoo知恵袋を呼び出すのが精いっぱい……。 この2013年のブログ記事を要約すると、「Google検索で良い知識を手に入れるには、検索ワードを工夫する必要がある」というものです。 “Google検索は、ありきたりの検索ワードしか入力しない人には、ありきたりの知識しか見せてくれない。だから、興味深い知

    「知識を手に入れるための知識」がない人にとって、Google検索はあまりにも難しい。
    Pgm48p
    Pgm48p 2017/06/02
    図書館にはリファレンスサービスがある。知識が乏しい人でも的確な情報を引き出せる率は格段に上がる。情報が氾濫する時代だからこそ図書館ライブラリの利用価値は増している。有用性をもっと広報していくべきだ
  • 「正社員を雇うメリットが小さくなっている」という経営者の話

    先日お会いした経営者の方が、「正社員を雇うメリットが小さくなっている」と言っていた。 詳しく話を聞く。 「少し前までは、積極的に正社員を雇ってたんだけどね、もう正社員って要らないね」 「なぜですか?」 「友達から「社員あんまり要らないよ、正社員じゃなくても、優秀な人が増えたって」って聞いて、試してみたんだよ。」 「どんな具合ですか?」 「具体的には、フリーランス、パートタイマー、リモートワーカー、アルバイト、副業なんかをやる人で、結構優秀な人がすごい増えてるから直接契約すればいいってさ。たしかにそうだった。」 「そうなんですね」 「うん、数年前まではパートタイマーっていうと、単純労働しかできない、ってイメージがあったんだけど、全然そんなことないね。今はデザインや執筆、マーケティングもパートタイマーに任せられるし、開発や営業もフリーランスの人がやってくれるし、バックオフィスはアルバイトで十分

    「正社員を雇うメリットが小さくなっている」という経営者の話
    Pgm48p
    Pgm48p 2016/12/31
    福利厚生や健康配慮義務といった負担から逃れたい企業の本音が透けて見える。個人事業主の過業うつ自殺は問題視されず保護を訴える人も少ない。それを見越して財界と政府はフリーランスを流行らせようと画策している
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