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ブックマーク / okemos.hatenablog.com (21)

  • 金まみれの共和党は脱減税の夢を見れるか? - P.E.S.

    トランプの躍進についてアメリカは勿論、日でも心配する意見がありますが*1、現代アメリカの代表的なリベラル言論人の1人になっているポール・クルーグマンがニューヨーク・タイムズのコラムで心配するどころか逆にこのトランプの躍進を歓迎すべきとまで書いています。 私が思うに、トランプ氏の躍進は実は歓迎すべき事なんだ。勿論、彼は詐欺師だ。しかし彼は他の(共和党の)連中の詐欺を暴露する役割を事実上果たしてもいる。つまり、信じがたいだろうが、この狂った困難な時代においてはこれは前進の一歩なんだ。 これは勿論、アメリカリベラル派の共通見解などではありません。クルーグマンがそういう意見を述べる背景には、トランプのお陰で民主党が11月の選で勝利する可能性が高くなったことがあるでしょう。民主党はクリントンが候補になるでしょうから、一般の国民には徹底的に不人気なトランプが、 (トランプについての各種支持率調査

    金まみれの共和党は脱減税の夢を見れるか? - P.E.S.
    R2M
    R2M 2016/04/06
    「共和党予備選で非ヒスパニックの中年白人層の死亡率が高い郡ほどトランプへの投票率が高いそうです」弱者の立場の人間が支持しているという事に。
  • 金持ちですらアメリカ大統領選を買えるわけではない:あるいはチャールズ・コークの牡蠣ではなくて悲しみでいっぱいのインタビュー - P.E.S.

    政治家が金持ちに取りいって貧乏人に目を向けないなんてのは昔からの批判ですが、経済格差の拡大が取り沙汰される昨今、それは更にリアリティを増しているようにも思えます。政治が金で買われているという批判なり不満は、アメリカにおいて金持ち政党の共和党だけでなく民主党に対してもよく言わるものなのですが、実際、それを裏付けるような研究もあります。この調査によると、アメリカ政府の政策は所得階層で丁度真ん中(50パーセンタイル)の人達の選好よりも、高所得層(所得階層の90パーセンタイル)の選好の方により整合的であるそうです。 では金持ちは政治を「買って」我が世の春を謳歌しているのかというと、残念と言って良いのかどうなのか、大金持ちですら政治を操るのは難しいというインタビューがファイナンシャル・タイムズに掲載されていました。共和党の大スポンサーの一人で「古典的リベラル」を自称する、チャールズ・コーク(Char

    金持ちですらアメリカ大統領選を買えるわけではない:あるいはチャールズ・コークの牡蠣ではなくて悲しみでいっぱいのインタビュー - P.E.S.
  • なぜドナルド・トランプは人気なのか? - P.E.S.

    ドナルド・トランプについてのとある記事を読みまして、下の様なブクマツイートをしました。 トランプ人気の理由は、トランプが反移民・親社会保障という、民主・共和両党の政治家が占めていないポジションを取っているからではないかという記事。特に共和党の金持ちスポンサーは親移民・反社会保障だからな。 / “The conserv…” http://t.co/T2qJSZblXU— okemos (@okemos_PES) August 28, 2015 すると私のツイートにしては珍しく非常に多いRTやお気に入りを受けましたので、その記事で書かれていたトランプの人気の理由について改めてブログで書いてみます。 アメリカの2016年大統領選はその選の投票が行われる一年以上も前の段階ですが、共和党の予備選へ向けた共和党内のレースが非常に盛り上がっています。というか、ドナルド・トランプが非常に盛り上がってます

    なぜドナルド・トランプは人気なのか? - P.E.S.
  • インフレ率を信用できるのか?とか、何とか... - P.E.S.

    NBERの論文を適当にみてましたら、"Japan"の文字が。なんだろうと思い読んでみたところ、日の消費者物価指数(CPI)は利用される方法と計測誤差の為に低インフレ下においては信用できないという実証論文でした(ダウンロード制限なしバージョン)。下は論文タイトルとその要旨です。 HOW MUCH DO OFFICIAL PRICE INDEXES TELL US ABOUT INFLATION? by Jessie Handbury, Tsutomu Watanabe, David E. Weinstein CPIのような公式の物価指標は場当たり的な価格の計算式を利用したインフレの不完全な指標であって、経済学者が望むようなきちんと理論的な基礎に基づいたインフレ指標とは異なったものである。この論文はそういったCPIが「真の」インフレについてどの程度正確に伝えているのかについての初めての推計を

    インフレ率を信用できるのか?とか、何とか... - P.E.S.
  • 「エリジウム」「クロニクル」 社会と医療費と個人とSF、あるいはあまり映画評ではない感想 - P.E.S.

    アメリカでは今(2013年10月6日現在)、オバマケアの存続を巡って連邦政府の一部閉鎖が起こっています。「オバマケア」とはオバマ大統領によって進められたアメリカでの国民皆保険を目指す医療保険改革で、特にAffordable Care Actと呼ばれる法律を指した言葉です。この法律は上下両院によって可決され、大統領によって署名され(当然ですが)、さらには起こされた違憲裁判にも勝利して最高裁から合憲という判断を勝ち取ったのですが、それでも政府による保険の提供を阻止したい下院共和党がついにはオバマケアへの予算の支出を止めないと政府予算案を成立させないと脅迫*1、しかし民主党側がそれを拒否して現在の状況になっています。こんな風に医療保険がアメリカで大問題になっているのは、アメリカでの医療費が他の国よりも飛び抜けて高いからです。 一人当たり医療費 こんなに医療費が高いのに*2、アメリカは主要国ではこ

  • ポール・クルーグマン: あの賃金を引き上げろ - P.E.S.

    hamachanさんがこのブログポストで取り上げている、クルーグマンの最低賃金についての新聞コラムの翻訳です。 追記:コメント欄でのoptical_frogさんの意見を参考に、といいますかopical訳の方が良かったのでのそのままいただきました(汗)。 あの賃金を引き上ろ ポール・クルーグマン 2013年2月17日 オバマ大統領はその一般教書演説のなかで多くの良い提案を述べている。残念ながらそのほとんどは予算の支出を必要とするので、下院を共和党がコントロールしている以上、それらが実現するとは考えにくい。 しかし、とある重要な提案については予算の支出が必要ない。最低賃金の7.25ドルから9ドルへの引き上げと、今後のインフレーションに合わせた上昇という大統領の提案だ。さて、となると問わなければならないのは、これは良い政策だろうかということだ。そしてその答えは、ちょっと驚きかもしれないが、明らか

    ポール・クルーグマン: あの賃金を引き上げろ - P.E.S.
  • 経済学者達も同意できる!(そう仮定すればな!) - P.E.S.

    (@emigrlさんからの指摘を受けて、注を修正) NPRの経済専門ブログPlanet Moneyが架空の大統領候補の為の経済政策として、左から右まで揃った5人の経済学者達全員が同意する5つの経済政策と1つの刑法の変更の合計6つをまとめて、放送しました。以下がその6つです。 1.不動産の税控除を廃止。 2.従業員に雇用者が提供する健康保険費用の控除を廃止。 3.法人税の廃止。 4.すべての所得税と給与税の廃止。変わりに累進性を守るようにデザインした消費税を導入。 5.2酸化炭素の排出に課税。 6.マリファナの合法化。 さて、この6つが左から右までの経済学者達が同意する、架空の大統領候補の為の6つの提案とのことなんですが、Planet Moneyはこの6つの提案、経済学者達は同意しても、架空のも実際のもどんな大統領候補もこの6つを採用はしないだろうと言っています。まあそれは当然で、右の人たち

    経済学者達も同意できる!(そう仮定すればな!) - P.E.S.
    R2M
    R2M 2012/08/20
  • はっきり言っちゃいましょう、問題は共和党だって! - P.E.S.

    中道のシンクタンク、ブルッキングス研究所のトーマス・マン(Thomas Mann)と、保守派シンクタンクのAmerican Enterprise Instituteのノーマン・オーンスティンが書いたIt's Worse Than It Looksがワシントンで話題になっているそうです。このは、今のアメリカ政治の問題は共和党にあるという事を主張したで、詳細に述べられているという事を置いておくと、その内容自体は知っている人はとっくに知っていることですが、重要なことは保守派のシンクタンクメンバーも含めた著名な議会研究者がその事をおおっぴらに認めたという事かなと。いうならば、これまで誰も見ないですませてきたキッチンシンクの蓋をあけて見たような... 後もう一つは、共和党の過激な右傾化を見ないことにしてきたメディアの責任を追求している点です。その為なのか話題になっている割には、政治の販促の為

    はっきり言っちゃいましょう、問題は共和党だって! - P.E.S.
  • ジャパン、すげー!:世界各国の債務のグラフ - P.E.S.

    ここしばらくアメリカ政治ネタだったので、経済ネタを。というかグラフを。 マシュー・イグレジアス経由でTim Fernhorzが紹介している世界各国の債務と成長率の綺麗なグラフを知り、特に新しい情報があるわけではないのですが比較のグラフにされて改めて、おお、日すげえ!と思ったので転載します。 はてなだとグラフが縮小されてしまうので、細かいところはこっちで確認してみてください。 縦軸は政府債務の対GDP比、横軸は千ドル単位で表した国民一人あたりの政府債務、そしてサイズが債務の総額を表していて、右上の赤丸が日です。 つまり、GDP比、国民一人あたり、そして総額のどれで見ても日が飛び抜けてますね(追記:冷静に見てみたら、総額はアメリカを少し上回ったレベルで、飛び抜けてはなかったですね。ただアメリカと日が飛び抜けてはいますが)。日、カッケエ!! というわけなのでFernhorzはその記事で

    ジャパン、すげー!:世界各国の債務のグラフ - P.E.S.
    R2M
    R2M 2011/12/21
    「国債の積み上げによって日本政府と日銀は将来の期待インフレ率上昇の布石をうっているのかも知れませんね(笑)」wwww
  • ミット・ラムニーの1万ドルの賭けと、民主党の高笑い - P.E.S.

    またまたTPMから。 2012年アメリカ大統領選挙へ向けての共和党中枢にとっての命、元マサチューセッツ州知事ミット・ラムニーと、しばらく前までラムニーへの対抗馬として人気急上昇中だった(そして今はその立場をギングリッチに奪われてしまった)テキサス州知事のリック・ペリーがやりあって、その結果に民主党が喜んでいるそうです。 マイケル・ムーアの映画Sickoでも描かれていたようにアメリカには日の国民健康保険のようなシステムはなく、健康保険が必要ならば民間の健康保険を購入する必要がありました*1。 しかし州レベルでは話がちょっと違っており、マサチューセッツ州ではミット・ラムニーが知事であった2006年に州の健康保険制度を導入していました。 この制度は州が規制する民間の健康保険を購入する事を州民に強制するもので*2、元々は1990年代にクリントン大統領による連邦政府による健康保険の提供を阻止する

    ミット・ラムニーの1万ドルの賭けと、民主党の高笑い - P.E.S.
  • 自己成就的ユーロ危機?(ちょっと専門的)  - P.E.S.

    イタリアの債務危機問題についてのクルーグマンのブログポストを訳してみました。 もし誤字脱字・訳し間違いなどがありましたら、コメント欄にお願いします。 自己成就的ユーロ危機?(ちょっと専門的) ポール・クルーグマン 2011年8月7日 おそらく明日にはユーロ圏において大きなアクションがあるだろう。よって、簡単な分析を少しばかりしておく。 大きな問題は、イタリア、そして多分スペインの危機を欧州中央銀行による債権購入でコントロール下におくことができるかどうか、なのだろうと考えている。これはこれらの国々の流動性、あるいは支払能力の問題として語られることがよくあるが、私はオブストフェルド風の自己成就危機の可能性を考えた方が良いと思う。(オブストフェルドは固定相場制においての平価切下げを考えていたが、そのロジックは単一通貨圏内での債務不履行にも使うことができる)。 ギリシャのケース、そしておそらくはア

    自己成就的ユーロ危機?(ちょっと専門的)  - P.E.S.
    R2M
    R2M 2011/08/08
  • 主流派マクロ経済学の信仰喪失 - P.E.S.

    Worthwhile Canadian InitiativeのNick Roweがマクロ経済学の現状について述べていました。とくに驚くようなものはありませんが、あまり長くないので訳してみます。それから、現在のブログデザインだとリンクの有り無しが見分けにくいので、はっきりlinkと書いた部分につけることにしました。 (追記:一部間違っていました。後で修正しますが、今は下のhimaginaryさんのコメントを参照してください。himaginaryさん、ありがとうございます) (追記2:himaginaryさんのコメントを受けた2箇所を修正しました。二つ目のものはともかく、一つ目のModern Monetary Theoristsについては全然知りませんでした。) 主流派の信仰喪失 Nick Rowe 2010年5月17日 (link) マクロ経済学の認識において、第2次世界大戦以来の最大の静か

    主流派マクロ経済学の信仰喪失 - P.E.S.
  • クルーグマン:最低賃金引下げは雇用を増やすか? - P.E.S.

    アメリカでは(日にもありますが)、失業対策として最低賃金を引き下げろ、という声が高まっているそうです。それにたいしてクルーグマンが反論のブログエントリーを書きました。 一読いただければわかるように、全般的な賃金カットの問題はわかっても、これだけでは最低賃金カットの影響については今ひとつクリアでないんですよね。結局最低賃金カットの影響を受けるのは労働者の一部だけなので、エントリー内の議論がそのまま適用できるわけではない。ただ俺の乏しい知識でも、最低賃金のカットが最低賃金労働者の雇用を増やす、あるいは上昇が雇用を減らす、というのは実証的には確かめられていないことですが(しばらく前にNPRの経済番組に出演したシカゴ大学の教授さんが、最低賃金引き上げの効果について尋ねられて、非常にあいまいな返答をされてました。シカゴの教授としては最低賃金引き上げは雇用を減らすといいたいが、そんなクリアな実証結果

    クルーグマン:最低賃金引下げは雇用を増やすか? - P.E.S.
    R2M
    R2M 2009/12/17
  • なぜ福祉改革は不況対応に失敗したのか?  - P.E.S.

    ワシントンポストのオピニオンの翻訳です。アメリカ貧困関係の記述を読むと、普通に何百万人、何千万人という数字が出てきますから、かつてはびっくりしたもんでした。なんでそんなに貧困層の人がいるのだろう、そしてそんなにいてなんで社会がそれなりにやっていけているのかと。まあ、貧困は一部に集中してますから、それ以外の人達は無視していればよかった、ということなんでしょうかね。でもいつかは無視だけではすまなくなってくると。 なぜ福祉改革は不況対応に失敗したのか? Peter Edelman、Barbara Ehrenreich、ワシントンポスト 2009年12月6日 厳しい状況に陥っても、なんとか支えてくれる何かがあってくれるのではないかと誰もが考えるものだ。たとえば、20年前にエチオピアでの迫害と貧困から逃れてきた、アレクサンドリアでタクシー運転手をしている56歳のMulugeta Yimerだ。彼は

    なぜ福祉改革は不況対応に失敗したのか?  - P.E.S.
  • クルーグマン:金融取引課税 - P.E.S.

    えー、またクルーグマンのコラムの翻訳です。またしばらく時間の余裕ができそうですので、当分、SFと経済関係の翻訳を交互にやっていこうと思います。もっとも経済関係といっても、クルーグマンのコラムとかのそんなに専門的ではない、訳しやつものになりますが。今回のクルーグマンのコラムのトピックはトービン税です。グーグルでニュース検索をすると、ヨーロッパの方でもりあがっているようですね。このコラムではクルーグマンの政治的スタンス(ウォール街への強い批判的な立場、オバマ政権の中道志向への批判)がよく出てると思います。それから90年代中に自身が反グローバリズム批判を行っていた過去も、ちょっと浮かんでますねぇ。 投機課税 ポール・クルーグマン 2009年11月26日 金融投機を抑えるために、課税を行うべきだろうか?べきだ、と世界の2大金融中心地の一つ、ロンドンのシティを監督する英国政府高官は述べている。その他

    クルーグマン:金融取引課税 - P.E.S.
  • クルーグマン:私がなぜファースト・ベストの政策を諦めてサード・ベストに辿り着いたのか、あるいはすべて池田先生(みたいな人達)が悪いんじゃボケ!の巻 - P.E.S.

    アシモフの翻訳をまったくサボってしまってます。すいません。いや、アシモフ先生、実は自伝の中で女子大生との不倫をサラっと告白してまして、その事に衝撃を受けたために翻訳ができなくなりました...って嘘ですけど、不倫の告白は当です。いやぁ、非モテだったアシモフ君がそんなプチ宮台先生のようになれるなんて、おじさんうれしいなぁ! さてそんな関係の全然ない事を書きましたが、今回もまたまたクルーグマンのブログからです。池田先生がよく「クルーグマンもリフレを捨てたんだよ、グハハッハ!」みたいな事を適当に書かれてますが、ちょうどそれについてのクルーグマンの説明のようなエントリーがアップされたので、翻訳。要するに、理論的には問題ないが、現実的には池田先生(みたいな人達)がいるから、ということですね。 このくそバカな経済 ポール・クルーグマン 2009年11月13日*1 というか、まあもうちょっとお上品にいう

    クルーグマン:私がなぜファースト・ベストの政策を諦めてサード・ベストに辿り着いたのか、あるいはすべて池田先生(みたいな人達)が悪いんじゃボケ!の巻 - P.E.S.
  • クリスティーナ・ローマー:大恐慌からの教訓 - P.E.S.

    オバマ政権の大統領経済諮問委員会(CEA)委員長で、元カリフォルニア大学バークレー校の経済学教授であるクリスティーナ・ローマー(この三腕の人)がブルッキングス研究所で3月9日に大恐慌からの教訓について述べたそうです。そのペーパーがオンラインに公表されてましたので、イントロ部分はおいといて*1、教訓部分だけ訳しました。もちろんローマーは経済学者ですが、今はオバマ政権の経済担当のトップの一人ですから、オバマ政権の景気対策についての考えを知る上でも面白いのではないかと。といっても、特に変わったことを言うわけではなく、経済対策としては当たり前の事がのべられているだけではあります。また別に研究論文でもないので、大恐慌からの教訓についても特に新しいことが述べられているわけでもありません。簡単なサーベイ論文みたいなものです。ただ、ニューディール=ケインジアン財政政策といった混同がいまだに結構あるようで

    クリスティーナ・ローマー:大恐慌からの教訓 - P.E.S.
  • アメリカのブログにおけるリベラルの優勢:コスのインタビュー - P.E.S.

    とは違って、アメリカのネットの世界ではリベラルが優勢と一般的に言われています。実際、いかにすればネットにおいて保守の勢力がひろまるのかが、最近の保守系ブロガーの話題の一つになってるくらいで。共和党もなんとか、ネットがんばってます!というビデオをつくってたりしてます。ネットというといまだに若者のメディア、という認識が強い事もあり、党の将来の事を考えてもネットをがんばって若者を取り込まないと!という危機意識は分かるんですが、2008年の大統領選共和党候補マケインの娘でマケイン陣営のブログを書いていたメーガン・マケイン(彼女は24歳)から、ビデオに出てくるのが50-60代以上ばかりで、これじゃだめだわ、とか言われてしまってます。暗いです。そんななか、リベラルブログといえばここ、となっているDailyKosのパブリッシャー、Kosことマーコス・モーリタス・ジニガが自身の2年前のインタビューの抜

    アメリカのブログにおけるリベラルの優勢:コスのインタビュー - P.E.S.
  • マクロ経済学の暗黒時代、あるいはクルーグマンはハリ・セルダンになろうとたいのか? - P.E.S.

    クルーグマンのブログエントリーの翻訳です。これも財政政策に反対する保守派経済学者を批判するものなんですが、無茶苦茶言葉が厳しい。冗談ぽくしつつも、よくここまで言えるな、と思います。でもそういうものの方が読んでて面白いですね。ところで、クルーグマンはアシモフのSF「ファウンデーション」シリーズのなかに出てくる心理歴史学という架空の学問に興味をもった事が経済学へのかかわりの第一歩だったようですが、そのシリーズの中では心理歴史学を作り出した数学者ハリ・セルダンは銀河帝国崩壊後の暗黒時代の短縮のためにファウンデーションと呼ばれる文明の飛び地の創設を行います。もしかしたらクルーグマンも結構そういう気分なのかな、と訳していて思ってしまいました。 追記:ssuguruさんの指摘を受けてタイポを修正しました。ssuguruさん、ありがとうございました。 マクロ経済学の暗黒時代 (ちょいむず)  ポール・ク

    マクロ経済学の暗黒時代、あるいはクルーグマンはハリ・セルダンになろうとたいのか? - P.E.S.
    R2M
    R2M 2009/01/30
  • UAWの時給は70ドルもない! - P.E.S.

    あー、もう、ほんとはこんな事は書きたくないのですが仕方ない。この日経ビジネスオンラインの記事がいい加減な情報を垂れ流しているのがむかついてます。その情報がいい加減な事は一応その記事のブクマへも書いておいたのですが、それを信じているブクマコメもあるのでこっちにも書いておきます。 日経ビジネスオンラインの記事ではインタビューを受けている方のコメントとして、全米自動車労働組合(UAW)の組合員の時給が70ドルもあると書かれていますがこれはいい加減な情報、いやはっきり言えば嘘です。この嘘はアメリカのメディアやブログでも色々と垂れ流されてしまっているようですが*1。日でもアメリカ自動車産業の問題として退職者への年金と健康保険支払いというレガシーコストがあるという事は良く報じられてますが、70ドルというのは現在の労働者の人件費と、退職者へのそのレガシーコストを含めた総額を現在の労働者数で割った額です

    UAWの時給は70ドルもない! - P.E.S.