テロ対策を担当するロシア連邦保安局のボルトニコフ長官は13日、今年3月に40人が犠牲になったモスクワ地下鉄連続爆破テロに関与した犯行グループの全員を特定し、このうち3人を既に殺害したと報告した。ロシア国営テレビなどが伝えた。 3人の中には、現場で実行犯の女に同行していた者も含まれていた。治安当局の拘束作戦に抵抗したため殺害されたという。 長官は、残りの容疑者に対する捜索も続いていると報告。メドベージェフ大統領は「抵抗する者は殺害せよ。容赦は無用だ」と命じた。 モスクワでは3月29日、地下鉄のルビャンカ駅など2カ所で相次いで女が自爆。乗客らが死亡、80人以上が負傷した。(共同)