福島県いわき市が実施した水道工事の入札で、積算ミスによって誤って設定した最低制限価格と3社が同額で並び、くじ引きで落札者を決めていたことが分かった。これと同名工事を巡っては、2024年1月に実施した入札でも積算ミスがあり、誤った最低制限価格と一致した会社が落札していた。市は今回も、積算ミスがなければ他社が落札していたとして契約を解除した。24年10月3日に明らかにした。 「平下平窪配水管(第106-49号外)改良工事」の入札結果。価格は全て税別。予定価格は5231万円(出所:いわき市の資料を基に日経クロステックが作成) この日に公表した積算ミスは2件。そのうち誤った最低制限価格と同額落札だったのは、市水道局が24年8月28日に実施した「平下平窪配水管(第106-49号外)改良工事」の一般競争入札だ。同名工事の契約を24年2月末に解除したため、工事内容を一部変更して再入札。9月2日に落札者と
