前回の拙ブログに対して、思いのほか多くの読者から賛否両論のコメントを寄せていただいた。その数は昨年の神戸市長選をめぐる論戦をはるかに上回るもので、大阪出直し市長選への(全国的な)関心の高さを物語るものだ。コメントに対する個別の応答はできないので、今回のブログでもって私の考え方を(冷静に)述べたい。 言うまでもなく、今回の出直し市長選の最大の焦点は、各党が橋下氏の対立候補を擁立して選挙戦を戦うか、それとも見送るかどうかだった。自民、公明、民主各党は早々に見送りを決めていたが、ひとり共産党だけが最後の最後まで候補者擁立にこだわっていたからだ。共産党(大阪府委員会)は当初、出直し市長選について「選挙戦を通じて大阪都構想への反対を訴えるべきだ。橋下氏に審判を下すため共闘を呼びかけていく」との方針を掲げ、市議会野党間で調整が進まない場合は、共産党の独自候補を擁立する意向だと伝えられていた。 ところが