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ブックマーク / arisan-2.hatenadiary.org (8)

  • 98%の意味 - Arisanのノート

    内容のない伊勢志摩サミットが閉幕し(もっとも、なんの「成果」も生まなかったという意味では、過去のサミットの中では最善のものだったかも知れないが)、各社による世論調査が発表されている。 軒並み安倍政権の支持率が上昇していることは、これまでの例から考えると驚くことではないが(特に「操作」のようなものがあったとは思わない)、私が一番衝撃を受けたのは、共同通信の調査で、オバマの広島訪問を「評価する」と答えた人が98%に上ったことだ。 彼は立派な演説をしたというが、文章を読むと、原爆投下という出来事を他人事のように述べただけのようである。実際にオバマ政権が行ってきた政策は、核兵器の永続化を目指そうというようなことであり、http://mainichi.jp/articles/20160531/ddn/041/030/010000c また国際関係を緊張させて、そのことによって「核の脅威」を世界に広めて

    98%の意味 - Arisanのノート
    SirVicViper
    SirVicViper 2016/06/02
    "世界と日本の政治の動きに対する、無力感、傍観者的態度が社会を覆っていることを、この「98%」という翼賛的とも思える数字は示している気がするのである。"
  • 恐るべき和解 - Arisanのノート

    以下は、オバマの広島でのスピーチの翌日の毎日新聞の朝刊一面に載った特別社説だ。 これを読んだとき、あまりの酷い内容に即座に批判記事を書こうと思ったのだが、その時はネットでは見つけられなかった。 http://mainichi.jp/articles/20160528/ddm/001/030/126000c 日米両国の「真の和解」が必要だとあるが、この両国は戦後一貫して強固な同盟関係を結んできた。 それは、双方の加害行為についての責任、とりわけ日のアジア諸国に対するそれと、米国の被爆者及び無差別爆撃の被害者に対してのそれとに目をつぶることによって成立した欺瞞的な同盟だ。 米国は国益のために、日の植民地主義的な国家の体質の温存を許し、日はまた自国の利益のために被爆(被曝)等に関する米国の重大な責任の隠蔽に手を貸したのである。そして、日政府の戦後補償に対する姿勢をみれば、日の米国への協

    恐るべき和解 - Arisanのノート
    SirVicViper
    SirVicViper 2016/06/02
    "相変わらず声高に謝罪を求めるような者たちは、品位に欠けた二級の人種だと言いたいのであろう。これほど人間を愚弄した、恐ろしい倒錯もまたとあるまい。"
  • カウンター行動と朝鮮学校排除 - Arisanのノート

    11月4日、京都で、在特会などによるヘイトデモが予定され、それへのカウンター行動が呼びかけられていたので駆け付けた。 この日は京都でのカウンター行動としては最大規模の人たちが参加したとのことで、大変熱気のある行動だったと思う。 この前日、神戸であった同様の行動にも出向いたのだが、そちらは、大量の警官に規制されながらもカウンターの人たちは懸命に頑張っていたが、人数はあまり多くなかったと思う。 僕自身たまにしか参加しないので、書きにくいのだが、最近、大阪など関西のカウンター行動ではあまり人が集まらないという話をよく聞いていて、この日もどうなることかと不安を抱きながら現地に行ったが、着いてみると多くの人が集まって熱気に満ちた雰囲気であり、僕がこういうのも何だが、たいへん心強かった。 それで、河原町と烏丸の交差点で、夕方までみんなに混じって行動した。 排外主義のデモに対して、許してはいけないという

    カウンター行動と朝鮮学校排除 - Arisanのノート
  • 天皇の利用と使用について - Arisanのノート

    太郎「何が政治利用ですか?」 会見で陛下への手紙は「被曝問題」と明かす http://www.j-cast.com/2013/10/31187810.html人はこう言っているのだが、実際のところどうだったのか。 僕は、天皇に何らかの政治的影響力があると、氏がナイーブに信じてたとは考えにくいと思う。天皇に「直訴」の手紙を渡すことで、天皇人にではなく、社会や政治全体に対して何らかの影響を与えられると考えたのではないか。 だとすれば、これはやはり誤った判断というしかない。 何故かというと、この行動は結局は、天皇という存在を使用(利用というよりも)することで、原発を維持し、現在の体制を存続させようとうる人々のやり口を正当化し、強化する結果しか生まないからだ。 いま、実際にそういう流れになっている。 与野党の政治家たちは、この山氏の行動を「天皇の政治利用」であるとして非難している

    天皇の利用と使用について - Arisanのノート
  • 小泉氏の脱原発発言 - Arisanのノート

    小泉元首相が脱原発を語り始めたことが、日米のマスコミを賑わせたり、巷や、また国会でも話題になってるようである。 小泉氏の名を聞くと、いつも思い出すことがあるので、書いておこう。 どの選挙だったか忘れたが、小泉首相の人気が絶頂の頃、僕の住む町にほど近い駅前に、国政選挙の応援演説にやってきたことがあった。 その駅は、郊外を走る私鉄の各停しか止まらない小さな駅で、そんな地味な場所に、連日ニュースやワイドショーの画面を席巻しているあの人物が来るとは俄かに信じがたかった。僕は当時も今も、根っからの反小泉を自認しているのだが、それ以上にミーハーなので、一目物をこの目で見ようと、いそいそと出かけて行ったのである。 着いてみると、駅前の小さな広場は、すでに人で埋め尽くされていて、演説用の選挙カーの正面には入りこむ隙間もなかった。それで仕方なく、僕は選挙カーの裏側の、薄暗い小さなスペースに立つことにした。

    小泉氏の脱原発発言 - Arisanのノート
  • 「面会拒否」は橋下の方である - Arisanのノート

    こういう論調が出てくることは予想できたが、これがこの国のレベルかと、ほんとに情けなくなる。 http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130524/waf13052411210009-n1.htm 元「慰安婦」の人たちは、たいへん高齢であるにも関わらず、何度も来日されて日各地で証言集会などを行なっておられる。 その理由はもちろん、日が過去にこんな反人道的な行為を行なって、この人たちに多大な被害を与え、今日にいたるまで謝罪も補償もしていないからである。 そのために、この高齢の人たちは、加害当事国である日に幾度となく足を運んで、自分の過酷な被害体験を大勢の前で語らねばならないことになっているのだ。 多大な迷惑をかけているのは、元来、日のわれわれの方なのだ。 まして、わざわざ大阪市役所まで来なければいけなくなった理由は、昨年から繰り返

    「面会拒否」は橋下の方である - Arisanのノート
  • 橋下発言が露呈させたもの - Arisanのノート

    慰安婦問題、風俗業をめぐる橋下氏の発言要旨(朝日新聞デジタル) http://www.asahi.com/politics/update/0514/OSK201305130144.html 今回の橋下の発言を最初に知った時、まず思ったことは、この言葉自体がひとつの凶悪な暴力であり、元「慰安婦」の人たちはもちろん、性暴力や差別を被ってきた人たちにとっては、セカンドレイプに等しいものだろうということだった。 そして、そんな暴力が許容されるどころか「口外しないほうがよい音」として暗に肯定されてしまうという、この僕らの社会の醜悪さを、彼の発言に同調もしくは黙認する者たちの言動(例えば「不用意な表現は国益を損う」!)を介して、橋下発言は被害者達を含む我々のすべてに突きつけた。 この意味で、この暴言の(暴露的であると同時に)脅迫的な効果は二重なのだ。 橋下は、日が「レイプ国家」呼ばわりされることを

    橋下発言が露呈させたもの - Arisanのノート
  • 人間の社会に唾を吐く省令改悪 - Arisanのノート

    報道によると、下村文科大臣は、朝鮮学校を高校無償化の対象から除外するための省令改悪を、20日付けで行うと発表したそうである。 このことの、何が最も暗澹とした気持ちにさせるかというと、それはこの差別的な法の制定によって直接に被害を受ける人たちが居るという事実だけでなく、政治的理由によって人権を侵害し、またポピュリズム的でもレイシズム的でもあるような「政治的」意図によって法を改悪するという行為が実際に行われたことによって、この社会全体の民主主義や人権の土台が、決定的に損われたことである。 決して、「少数者だけでなく、われわれマジョリティにも被害が広がるから」という手前勝手な心配をしているのではない。 差別の実害を受ける少数者、ここでは多くの在日朝鮮人や朝鮮学校に関わりを持つ人たち、その人たちの生を国家や大衆の差別の欲望の犠牲にするような社会が、取り返しのつかない形で確立されようとしてるというこ

    人間の社会に唾を吐く省令改悪 - Arisanのノート
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