新潟県の柏崎刈羽原発の建物の耐震強度が想定より低かったにもかかわらず、東京電力が公表していなかった問題について、原子力規制委員会の田中俊一委員長が「非常に重症」と厳しく批判しました。 原子力規制委員会・田中俊一委員長:「(東電は)非常に重症だと思います。信義の問題ですよね。信用できないとなると、これはちょっと質の違う問題になる」 東電は、柏崎刈羽原発で重大事故の対応拠点になる免震重要棟について、当初、想定されていた震度7程度の地震に耐えられないことを約3年前に知りながら公表していませんでした。田中委員長は、こうした東電の体質について「非常に重症」と厳しく批判し、「東電が是正しなければ審査に影響を及ぼしかねない」との考えを示しました。
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