希望の党の両院議員総会で、共同代表に選出され、気勢をあげる玉木雄一郎氏(中央)=10日、東京・永田町の憲政記念館(斎藤良雄撮影) 希望の党の国会議員団を束ねる共同代表選は10日投開票され、玉木雄一郎衆院議員(48)が39票を獲得し、共同代表に選出された。大串博志衆院議員(52)は14票だった。ただ、玉木氏の前途には暗雲が垂れ込める。選挙戦では安全保障や憲法改正に関する路線対立が鮮明になり、党分裂も現実味を帯びた。党運営や人事をめぐる関門も待ち受ける。(松本学、千田恒弥) 玉木氏は共同代表に選出された10日夜、小池百合子代表(東京都知事)と都内のホテルで会談した。 「外交や子供政策など、多岐にわたる分野について率直に意見交換した」 小池氏との初めての会談を終えた玉木氏はこう述べ、いつになく意気揚々としていた。これに先立つ記者会見では、安保政策などで従来の民進党の姿勢と一線を画す意向を強くにじ