三十一日投開票の川崎市長選に向けて、川崎区の会社役員、川村るみ子さん(42)が十三日、政党の支援を受けずに無所属で立候補すると表明した。女性経営者としての経歴や母親の立場から「女性の目線が必要。子育てしづらい川崎を変えたい」と意欲を見せた。 川村さんは市内の小中高校を経て短大卒業後、外資系企業に勤務。二〇一三年、英語中心の民間学童保育事業の会社を立ち上げた。現在も取締役として、市内外の六スクールの運営に携わっているという。 市役所で開いた記者会見では、遠方への通園を余儀なくされる市内の保育園の状況や、中学校給食の質を改善したいとした。「川崎に四十年暮らしてきたが、子育て世代は市外に出て行ってしまう。川崎の悪いイメージを払拭(ふっしょく)し、財政を立て直したい」と述べた。 子ども医療費や高齢者の市バス無料化、出産後の母子のための産後ケアセンターの開設も公約に掲げた。告示直前の表明となったが「