共産党は19日、日米韓首脳会談に合わせ発表した首脳共同声明を批判した。軍事・経済安全保障上の協力による抑止力強化を打ち出しているなどとして「東アジアに新たな軍事的枠組みをつくり、分断と対立をより深刻にする動きに厳しく反対する」と強調した。
共産党は19日、日米韓首脳会談に合わせ発表した首脳共同声明を批判した。軍事・経済安全保障上の協力による抑止力強化を打ち出しているなどとして「東アジアに新たな軍事的枠組みをつくり、分断と対立をより深刻にする動きに厳しく反対する」と強調した。
【ワシントン=岩田仲弘、北京=坪井千隼】アザー米厚生長官の台湾訪問で、深刻化する米中対立は新たな局面に入った。トランプ米大統領は11月の大統領選をにらんで「台湾カード」を切り、台湾統一を悲願とする中国政府は米台の接近に反発を強める。 トランプ政権が対中強硬姿勢を強めているのは、新型コロナウイルスの感染予防策が批判されて支持率が低迷する中、11月の大統領選に向けて局面打開に効果的と踏んでいるためだ。 米調査機関ピュー・リサーチ・センターの7月末の調査では、中国に対し「好意的でない」との割合は73%。特に新型コロナへの中国政府による初動対応は、「非難されるべきだ」と答えたのは78%。米国内の反中感情は高まっている。 こうした中、新型コロナ封じ込めに成功したが、中国の影響力で世界保健機関(WHO)のオブザーバー参加を認められない台湾との協調をアピールすることは、中国に対する強烈なけん制になる。特
トランプ米大統領は26日夜、米ホワイトハウスで記者団に対し、自身が24日に中止を表明した米朝首脳会談について、「とても順調に進んでいることに言及したい」と述べた。そのうえで、「我々は6月12日のシンガポールでの開催を見据えている。その予定は変えていない」と語り、当初の予定通りに開催を目指すことに意欲を示した。 トランプ氏はまた、韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領と、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長による2回目の南北首脳会談について、「(両国間の)対話は、とてもうまくいった」と評価した。 トランプ氏は米朝首脳会談について、「我々は朝鮮半島の非核化を成功できるだろう。北朝鮮、韓国、日本、世界、米国、そして中国にとって素晴らしいことだ」と述べ、首脳会談の先行きに前向きな見通しを示した。さらに「とても順調に進んでおり、何が起こるか見てみよう」と語った。 米朝首脳会談をめぐっては、ト
アメリカの有力紙は、北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長が、北朝鮮を極秘に訪問したCIA=中央情報局のポンペイオ長官に対し、米朝首脳会談に合わせて、拘束しているアメリカ人の解放を約束したと伝えました。 それによりますと、ポンペイオ長官と会談した北朝鮮のキム委員長は、6月上旬までに開かれる見通しの米朝首脳会談に合わせて、敵対行為をしたなどとして拘束している3人のアメリカ人の解放を約束したということです。 3人のアメリカ人について、トランプ大統領は先に行われた日米首脳会談後の記者会見で、北朝鮮と交渉を進めていると説明したうえで、解放を実現すると強調していました。 この問題をめぐっては、北朝鮮がアメリカとの関係改善のため、首脳会談に合わせて前向きな動きを見せる可能性があるとの見方があり、今後の北朝鮮の出方が注目されます。
トランプ米大統領の中国訪問が終わった。中国側から手厚い歓待を受けた大統領は、北京の天安門広場での歓迎式典について「本当に記憶に残る印象的な」ものだったとツイートした。 中国はトランプ大統領が特別な思いを抱くよう、あらゆる手を尽くした。だが大統領が本当に望んでいた2つのポイントには言質を与えなかった。つまり北朝鮮経済を締め上げ、巨額の対米貿易黒字を減らす現実的な取り組みだ。トランプ大統領はこの2つの問題にどう対応するのか、中国から具体的な譲歩を得ないまま北京を後にした。 トランプ大統領の訪中で見込まれる28兆円の商談、巨額だが中身伴わず 米エネルギーへの投資意欲示した中国、肝心の合意に拘束力付けず ティラーソン米国務長官でさえ、米国の3670億ドル(約41兆6000億円)に上る対中貿易赤字を巡る中国の措置は「かなり小さい」と認める。
米国のドナルド・トランプ大統領(左、2017年9月10日撮影)と、中国の習近平国家主席(2017年9月13日撮影)。(c)AFP/MANDEL NGAN AND NICOLAS ASFOURI 【11月3日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は2日、中国に対し、北朝鮮の脅威が対処されなければ「武士の国」である日本が自ら事に当たる可能性もあると警告した。 トランプ氏は5日、大統領就任後初となるアジア歴訪を開始する。北朝鮮による核・ミサイル開発をめぐって高まっている緊張が、中心議題になるとみられている。 トランプ大統領は米FOXニュース(Fox News)のインタビューで、「日本は武士の国だ。私は中国にも、それ以外に聞いている皆にも言っておく。北朝鮮とこのような事態が続くのを放置していると、日本との間で大問題を抱えることになる」と語った。 その一方で、中国の習近平(
北朝鮮外務省の崔善姫(チェソンヒ)北米局長が20日、モスクワで開かれた国際会議で「米国以外は核兵器のターゲットではない」と語った。核保有に向けて国際社会の理解を求める発言だが、核保有国としての地位を手に入れることへの執念も示した。 政府関係者や専門家が核問題を話し合う「モスクワ不拡散会議2017」に出席した崔氏は、日韓両国の高官らが見守るなか、歴代米政権による北朝鮮敵視政策を列挙。核開発は自衛の手段だと強調する一方、核不拡散の取り決めを順守する考えも示した。 崔氏の発言は、北朝鮮に対する相次ぐ制裁で厳しさを増す情勢を緩和し、米国の軍事力行使を思いとどまらせる国際世論づくりが狙いとみられる。崔氏は来週、ロシア・サンクトペテルブルクでも大学生らに講演し、北朝鮮の核保有の正当性を訴える見通しだ。 北朝鮮は9月15日に弾道ミ…
米中両政府が9月末の首脳会談を前に、ある男性の身柄をめぐって水面下で駆け引きを繰り広げていた。中国共産党を揺るがしかねない機密の流出を恐れ、中国は「協力」を求めたが、米国は拒否。この男性からもたらされた情報の分析を始めているとみられる。 米中の正式な首脳会談が開かれた前日の9月24日夜。ホワイトハウスに隣接する迎賓館ブレアハウスの一室で、オバマ大統領と習近平(シーチンピン)国家主席が向き合っていた。 この非公式の夕食会で、習氏側が求めたことの一つが、米国に滞在する中国の汚職官僚の身柄の引き渡しだった。「反腐敗」を掲げて幹部を次々と摘発する習指導部は、海外に逃れた腐敗官僚や企業家も「猟狐(キツネ狩り)」と称して身柄を追っている。 「中国は国際社会とともに腐敗逃亡者を追い求めている。米国の支持と協力を望む。腐敗分子を海外の『逃亡天国』に居続けさせるわけにはいかない」 夕食会の2日前、習氏はシア
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