香港のスーパーの棚に陳列された米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の製品(2009年3月16日撮影)。(c)AFP/MIKE CLARKE 【8月22日 AFP】米カリフォルニア(California)州ロサンゼルス(Los Angeles)の陪審は21日、米製薬・日用品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)に対し、タルク(滑石)を成分とする同社の製品の使用が原因で末期の卵巣がんを患ったとして訴えた女性に4億1700万ドル(約460億円)を支払うよう命じた。J&Jは評決を不服として上訴する方針。 タルクを使用した同社の製品をめぐっては、がんを引き起こす危険性について消費者に警告していなかったとして、全米で多数の訴訟が起こされている。 昨年7月に訴訟を起こした原告のエバ・エチェベリア(Eva Echeverria)さん(63)は、タルクを原料とするパウダーを女性器周辺の衛生のため