鳩山由紀夫首相は1日、熊本県水俣市で開かれた水俣病犠牲者慰霊式に参列し、「政府として公害防止を十分果たすことができず、被害の拡大を防止できなかった責任を認め改めておわびする」と述べ、患者や患者の遺族らに謝罪するとともに、行政の責任を明確に認めた。 慰霊式は今年で19回目。訴訟での和解の基本合意や、水俣病被害者救済特別措置法に基づく救済方針が閣議決定されたことを受け、鳩山氏が歴代首相として初めて参列した。現地には臨時の救済申請窓口が設置され、救済希望者の受け付けもスタート。3万人超の未認定患者が申請するとみられる。 被害拡大防止できずおわび=水俣慰霊式で謝罪−首相(時事通信) - Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100501-00000074-jij-soci 水俣病「加害者救済」法案――なぜ水俣病が即座に公害認定されずに放置され