新宿まで1時間。住環境にも問題の無い優良住宅地の賃貸マンションが2万円台。10年前の半値になっていると日本経済新聞電子版が報じています(写真も同紙から)。その理由は「大学の移転」です。 JR横浜線の相模原駅の周辺のワンルームは2万円台前半。単身向けマンションの平均賃料は神奈川県全体で6万3千円台、埼玉県は5万5千円台。都心から1時間程度の郊外のワンルームマンションの家賃相場は管理費込みで4万円が下限と言われています。 相模原市が、その限界を超えて家賃崩壊している最大の理由は大学の移転です。相模原駅から近い淵野辺駅は青山学院大学相模原キャンパスの最寄り駅になっています。2003年に青山学院大学が工場跡地にキャンパス移転をしたことで、周辺にマンション建設が急増しました。 ところが青山学院大学は、2013年に相模原キャンパスの文系学部の1~2年生を東京都渋谷区のキャンパスに集約。理系学部は残った