■新華社は午前4時22分(北京時間)にCNNネットを引用するかたちで、北朝鮮が3発ミサイルを発射したこと、23分に米国務院が「挑発行為」と非難したことなどを速報で報じました。新華社にしては、敏感な反応です。中国がいかにミサイル問題を懸念していたか、なんとなくわかります。8時ごろに携帯に入った、新浪ニュースでは計6発のミサイルが発射されたことなど事実関係をしっかり報道していました。 ■一方、中国側の公式見解となると、なかなか出てきません。こういう外交事件がおこると、私たちは中国外務省報道官室に電話をかけて、コメントを求めるのですが、朝から電話はパンクじょうたいで、やっとつながっても、「コメントありません~」と情けない声で一言いうだけでした。 ■そりゃそうでしょうよ。武大偉外務次官は、6月下旬、六カ国協議関係国の大使に個別にあって、六カ国協議再開への希望を託して懸命に根回しをしていました。