9月現在、数多くの国内大手企業や一部の行政団体においてスマートデバイスの「大規模」導入が具現化し、私の把握している範囲だと2万台のスマートデバイスをCPD(企業資産)、BYOD(個人資産)を融合した先進的な導入がスタートしている。但し、かねてから同BLOGSや講演等でお伝えている通り5千台を超える規模のスマートデバイス導入においては血の滲むようなIT部門をはじめとする関連部署の努力があっての上で、である。思いの他、簡単にスタートしたという話はほとんど聞かない。そういったケースはスマートデバイスの利用を「黙認」しているケースか利用用途はメールとスケジュールのみと限定し更に中長期的にもその利用用途の拡大を認めないといったセキュリティポリシーを明確に立てている企業である。いずれにせよ、黙認という例外を除いてはここ2-3年間、さまざまな試行錯誤を経てようやく軌道に乗ってきたといっても過言ではなかろ