アイテム 1 の 9 5月26日、ブラジルで、やけどの新たな治療方法として、ティラピアという魚の皮を使った臨床実験が行われている。痛みを和らげるなどの効果があるという(2017年 ロイター/Paulo Whitaker) [1/9] 5月26日、ブラジルで、やけどの新たな治療方法として、ティラピアという魚の皮を使った臨床実験が行われている。痛みを和らげるなどの効果があるという(2017年 ロイター/Paulo Whitaker)
国際宇宙ステーションに約9カ月間保管されていた精子から誕生した「宇宙マウス」。(PHOTOGRAPH BY TERUHIKO WAKAYAMA) フリーズドライ(凍結乾燥)されて地球の周囲を9カ月間周回し、強い放射線をはじめ、厳しい宇宙環境にさらされた「宇宙精子」から、健康なマウスの子が誕生したことが明らかとなった。 医療の専門家にとってはさほど驚くことではないが、いつか人類の地球外での生殖が可能になったときに、未来のスペースベイビーの誕生を助ける技術につながる結果かもしれない。この結果は、5月22日付けの「米国科学アカデミー紀要(PNAS)」オンライン版に発表された。(参考記事:「火星移住―赤い惑星に人類が降り立つ日」) 宇宙で実際にセックスができるかどうかは、単純にニュートン物理学的な問題だ。その答えはまだ明らかになってはいないが(実際に試した人がいたとしても、まだ名乗り出てはいない)
聴覚系の感覚細胞である、蝸牛有毛細胞は一度障害されると機能的回復は困難であり、その生存・恒常性維持は聴覚機能に非常に重要です。東京大学医学部附属病院 耳鼻咽喉科・頭頸部外科の藤本千里助教、山岨達也教授らは、細胞の恒常性維持に重要であるオートファジーが、マウスの聴覚機能に重要な役割を果たすことを明らかにしました。 藤本助教らは、オートファジーに必須の分子であるautophagy-related 5(Atg5)を有毛細胞にて欠損させた遺伝子改変マウスを作製し、有毛細胞におけるオートファジー活性が聴覚機能および細胞形態に及ぼす影響を検討しました。有毛細胞におけるAtg5の欠損により、マウスは先天性の高度難聴を呈しました。また、Atg5欠損マウス有毛細胞の組織学的検討では、14日齢において聴毛の変性、および一部の細胞の脱落を認めました。8週齢においては、有毛細胞の変性がさらに進行していました。 本
発表者 中村 達朗(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用動物科学専攻 特任助教) 藤原 祐樹(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用動物科学専攻 修士課程2年) 山田 涼太(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用動物科学専攻 当時 学部6年) 藤井 渉 (東京大学大学院農学生命科学研究科 応用動物科学専攻 助教) 濱端 大貴(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用動物科学専攻 修士課程2年) 前田 真吾(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用動物科学専攻 当時 特任助教) 村田 幸久(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用動物科学専攻 准教授) 発表のポイント ◆マスト細胞にはプロスタグランジンD2(PGD2)合成酵素が多く発現していた。全身や肥満細胞特異的にPGD2合成酵素を欠損させたマウスや、PGD2受容体であるDPを欠損させたマウスでは、血管透過性の急激な上昇を伴う血圧や体温の低
我が体内で病と闘うドラゴンの血…? コモドドラゴンの血液から新種の抗生物質発見か。その名も「DRGN-1」2017.05.09 08:1010,781 渡邊徹則 オレには、ドラゴンの血が流れている…まで余裕で妄想。 The Sydney Morning Heraldによると、アメリカのジョージ・メイソン大学の研究者が先日、新種の抗生物質を発見した可能性があると発表しました。その発見もとっていうのがまた、恐竜の生き残りかと思わんばかりの体と、単為生殖も可能という生命力から、ある意味「地球上最強」とも謳われるコモドドラゴンの血液中。加えて、その名も「DRGN-1(ドラゴン-1)」っていうんですから、中二病以外こじらせようがない状況となっています。 研究者チームは皮膚が細菌に感染したマウスでの試験において、DRGN-1が細菌を破壊し皮膚の治癒を促進していることを発見。科学誌に論文を発表し、現在は
手術の間に血液を失い脳にダメージを与えてしまうことなく、ラットの頭部を別のラットの体に接合する「頭部移植」に成功したと報告されました。ポイントは、手術の間、ドナーの頭部を「生きた3体目のラットの血管」とつないでおくこととのこと。 A cross-circulated bicephalic model of head transplantation. - PubMed - NCBI https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28429535 Scientists Just Transplanted Small Rat Heads Onto Bigger Rats - Motherboard https://motherboard.vice.com/en_us/article/scientists-just-transplanted-small-rat-heads
巨大なジップロックのような人工子宮を使って羊の胎児を育てることに成功したと発表がありました。この技術は、いずれは人間の胎児での使用を目的としているとのこと。 An extra-uterine system to physiologically support the extreme premature lamb : Nature Communications https://www.nature.com/articles/ncomms15112 An artificial womb successfully grew baby sheep — and humans could be next - The Verge https://www.theverge.com/2017/4/25/15421734/artificial-womb-fetus-biobag-uterus-lamb-she
顕微鏡で見たH1N1型インフルエンザウイルス(2009年4月28日撮影、資料写真)。(c)AFP/CENTERS FOR DISEASE CONTROL AND PREVENTION/C. S. Goldsmith and A. Balish 【4月19日 AFP】インド南部に生息するカエルの皮膚から分泌される粘液が、人間が特定の種類のインフルエンザウイルスと闘う助けになる可能性があるとの研究論文が18日、発表された。 米医学誌イミュニティー(Immunity)に掲載された論文によると、このカエルはアカガエル科の「Hydrophylax bahuvistara」。色鮮やかな体色で、大きさはテニスボールほどだ。 論文の共同執筆者で、米エモリー大学(Emory University)のインフルエンザ専門家のジョシー・ジェイコブ(Joshy Jacob)氏は「カエルは生息地によって異なるアミノ酸
By mulan 老齢なマウスに投与することで、肝機能を回復させスタミナを増強し、体毛までフサフサにするなど劇的な若返り効果を実現する薬の開発にオランダの科学者が成功し、研究成果が科学誌Cellで発表されました。この薬が人間を若返らせることができるのかに注目が集まります。 Targeted Apoptosis of Senescent Cells Restores Tissue Homeostasis in Response to Chemotoxicity and Aging: Cell http://www.cell.com/cell/fulltext/S0092-8674(17)30246-5 Drug 'reverses' aging in animal tests - BBC News http://www.bbc.com/news/health-39354628 オランダのエラ
リベリアのジャングルで研究用のコロニーに暮らす捕獲されたチンパンジー(2015年6月29日撮影)。(c)AFP/Zoom DOSSO 【3月10日 AFP】絶滅の危機にひんしているチンパンジーやゴリラをエボラ出血熱から守るワクチンが開発されたことが、科学者らにより9日、明らかにされた。過去30年間にエボラ熱の犠牲となった野生の類人猿は、数万匹に上っている。 開発者らによると、このワクチンは経口投与するもので、動物が食べるよう餌に見せかけて放置できる。ダート(矢)よりも簡単で外傷が少ない方法だ。 英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ(Scientific Reports)」に掲載された論文によると、10匹のチンパンジーを使った研究室での実験では、「filorab1」と称されるこのワクチンが安全であることと、エボラウイルスに対する「強い免疫反応」を生じることが示された。 研究に参加した英ケ
要点 多くの動物が持つがん抑制遺伝子・CDK阻害因子群がアフリカツメガエルでは高頻度で変異していることを発見 がん発生率の低いアフリカツメガエルには、CDK阻害因子群以外でがんを抑制する機構が備わっている可能性があり、その候補遺伝子の1つを発見 アフリカツメガエルのCDK阻害因子群の遺伝子は不安定で、いまだにゲノムが変化しつつあることを示唆 概要 アフリカツメガエルは、発生過程研究や細胞周期研究などの生物学分野で欠かせないモデル生物として全世界で用いられており、昨年には全ゲノム解読に成功した。 東京工業大学生命理工学院の田中利明助教らの研究グループは、アフリカツメガエルのゲノムで細胞増殖を直接制御する細胞周期の制御関連遺伝子、特にがん抑制遺伝子として知られるCDK阻害因子群を調べ、他の動物種では有りえないほど不安定であり、多数の変異が存在することを発見した(図1)。 しかしながら、アフリカ
要旨 理化学研究所(理研)脳科学総合研究センター行動遺伝学技術開発チームの糸原重美チームリーダー、筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構(WPI-IIIS)の林悠准教授、東京大学大学院農学生命科学研究科の桑原正貴教授、安田光佑大学院生らの共同研究グループ※は、新たな機序に基づく「統合失調症[1]モデルマウス」の開発に成功し、このマウスの成熟個体に遺伝子治療を行うと、統合失調症に類似した症状が回復することを発見しました。 統合失調症は幻聴・妄想などの「陽性症状」、意欲の低下・感情の平板化などの「陰性症状」、記憶力・注意力・情報処理能力などの機能が低下する「認知機能障害」を主な症状とする精神疾患です。従来の治療薬は、陽性症状の治療には有効ですが、陰性症状と認知機能障害に対しては十分な治療効果が得られず、患者の社会復帰を妨げる要因となっています。また発症には、「NMDA型グルタミン酸受容体(NMDA
By Moyan Brenn 「統合失調症を発症した患者は幼少期に猫を飼っていたという共通点がある」という内容の論文が2015年1月に発表され、愛猫家にとっては衝撃的な研究結果となりました。しかし、この研究結果に異議を唱えたユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの研究チームが「猫の飼育と統合失調症に関連性がない」とする調査結果を公開しました。 Curiosity killed the cat: no evidence of an association between cat ownership and psychotic symptoms at ages 13 and 18 years in a UK general population cohort | Psychological Medicine | Cambridge Core Having A Cat Does Not Cause
伊佐正 医学研究科教授、渡邉大 同教授、當山峰道 自然科学研究機構生理学研究所研究員、小林憲太 同准教授、木下正治 弘前大学准教授、小林和人 福島県立医科大学教授、里宇明元 慶應義塾大学教授らの研究グループは、脊髄損傷後早期に脊髄内の神経細胞が運動機能回復に重要な役割を果たすことを明らかにしました。 本研究成果は、2017年1月3日に米国の科学誌「Proceedings of the National Academy of Sciences」でオンライン公開されました。 研究者からのコメント 以前はリハビリで機能回復が起きても、何がどうなっているのかあまり分かっていませんでした。しかし、最近の神経科学の進歩によって、中枢神経系のどの細胞でどのような変化が起きて機能回復が起きてくるかがかなりきちんと分かるようになってきました。今後はその重要な細胞を標的とする治療促進技術の開発を可能にするよう
インド・ラジャスタン州ジャイプールの寺院で、オートバイのミラーをのぞき込むサル(2016年12月16日撮影、資料写真)。(c)AFP/DOMINIQUE FAGET 【2月7日 AFP】精管にジェル状の半固形剤を注入して精子を止める男性用避妊薬について、サルを使った動物実験で効果が認められたことが、6日に米学術誌「ベーシック・アンド・クリニカル・アンドロロジー(Basic and Clinical Andrology)」のウェブサイトに掲載された論文で明らかになった。精管切除術(パイプカット)を受けなくても男性が避妊できる方法として期待されている。 米カリフォルニア国立霊長類研究センター(California National Primate Research Center)」で行われた実験は、「ベイサルジェル(Vasalgel)」と呼ばれる半固形のポリマージェルを直接精管に注入し、精子の
仏西部レンヌにある小学校で聴覚障害者の児童に手話を教える教師(2015年2月5日撮影、資料写真)。(c)AFP/JEAN-SEBASTIEN EVRARD 【2月8日 AFP】聴覚障害がある実験用マウスが良性のウイルスを使った遺伝子治療によって聴力を得られるようになったとする2つの研究論文が6日、英科学誌「ネイチャー・バイオテクノロジー(Nature Biotechnology)」で発表された。遺伝性の聴覚障害者の治療に道を開く可能性があると期待されている。 世界保健機関(WHO)によれば、遺伝性の聴覚障害のある人は世界で約1億2500万人とされる。 米ハーバード大医学部(Harvard Medical School)のコンスタンティーナ・スタンコビッチ(Konstantina Stankovic)教授らが行った1つ目の研究では、特定の遺伝性聴覚障害を治すことのできる遺伝子を、良性ウイルス
ブルガリアの首都ソフィアで、バイオニック義肢の移植手術を受けた猫のプー(2017年1月26日撮影)。(c)AFP/NIKOLAY DOYCHINOV 【1月28日 AFP】ブルガリアで、事故で両後ろ脚を失った野良猫2匹に生物工学技術で生み出された「バイオニック義肢」の移植手術が行われた。獣医師らによると、この分野で先駆けとなった英国以外で欧州では初だという。 ブルガリア語で「ふわふわ」を意味するプー(Pooh)と名付けられた1歳の猫は、首都ソフィア(Sofia)の中央動物診療所(Central Vet Clinic)の中を動き回り、おもちゃのネズミを追いかけ、棚に置かれた薬瓶のにおいを物珍しそうに嗅いでいた。その姿は他の猫と変わりない。唯一の違いは、チタン製の脚の先に取り付けられたポリマーとゴムの足の先が床に接地するときにパタパタと柔らかな音がすることだけだ。 プーは昨年4月、自動車事故か
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