稲作を取り入れた人気ゲームが原作のアニメ「天穂てんすいのサクナヒメ」とのコラボレーション企画「深掘り!サクナヒメの米作り」。第5話「きんたの恩返し」で、主人公「サクナヒメ」は、家の前の田に水がなくなっているのに気付きます。「ん?これは…」と慌てますが、それは現実の稲作でも実践されている大事な作業の一つ、「中干し」でした。 ◇ 田を満たしていた水はなく、土が見えている状態に。表面は乾き始め、ひびが入っています。そんな状況を目の当たりにしたサクナヒメは「水がないぞ!」と心配しますが、仲間の一人「田右衛門」が「これは巻物にあった中干し。わざと水を抜いたのでござりまする」と説明します。 「わざと?」と不思議がるサクナヒメに、田右衛門が続けます。「水を抜くことで分げつを抑え、稲の根も元気になるのでござる」。 稲は水を張ったままだと、根が傷んでしまったり、新しい茎が出てくる「分げつ」が進み過ぎて苗に日