主な産地で温暖な気候が続いた影響で、12月は大根やレタスが安値で推移するほか、白菜やねぎも平年並みの価格となる見通しで、農林水産省は「おでんや鍋物などの具材に使われる野菜が買いやすい価格になる見込みだ」としています。 農林水産省が公表した、東京中央卸売市場に出荷される主な野菜14品目の卸売価格の見通しによりますと、大根とレタス、それにきゅうりは、過去5年の平均と比べて20%以上安く推移するとしています。 いずれも主な産地の千葉県や静岡県、それに宮崎県などで温暖な気候が続いたほか、適度に雨が降ったことなどから、出荷量は平年を上回り、1か月を通して安値で推移するとしています。 このほか、白菜やねぎといった鍋物野菜は、産地での生育が順調だとして、出荷量や価格は平年並みで推移する見込みです。