ふ~ん、そーなんだー。へぇ~、最近の若い人はねー。 と、思わず唸ってしまうような報告書を読んだ。 厚生労働省の年次報告『厚生労働白書』である(平成二五年度版)。その第一部『若者の意識を探る』の第二章第二節『結婚に関する意識』に目を通し、私は、ふ~ん、そーなんだー、と思ったのである。 というか、ちょっと驚いたのである。若い人たちの恋愛意識・結婚観にも驚いたが、結婚に関する私の“考え方”が古いことを思い知らされ、驚いたと言ったほうがいいかもしれない。 まず、NHKが行なっている世論調査「日本人の意識調査」で、“人は結婚するのが当たり前と考えている”との質問に賛成した人は、全体の約35%だったのだそうだ(二〇〇八年実施)。 ということは、いまの日本では、既婚者未婚者を問わず、結婚はすべし、と考えている人は三人に一人しかいないということだ。ただし、“結婚するのが当たり前”に“結婚はしたほうがいい