体育館で床に滑り込むプレーの際、床の木片がはがれて体に刺さり、けがをする事故が相次いでいる。「小さな床のささくれが大事故になりかねない」として、消費者庁の消費者安全調査委員会(事故調)は近く対策に向けた調査を始める。 事故の多くはバレーボールのフライングレシーブなどボールに向けて飛び込むプレーで発生している。飛び込んだ床面にささくれや亀裂があると、ウェアが引っかかり、その衝撃でめくれ上がった木片が体を突き刺すケースもあった。 大きなけがにつながった事故は、確認されただけでここ10年で8件。「軽傷だったために表面化していないケースはかなりある」(事故調関係者)とみられる。 富山県立大の男子学生(21)は今年4月、体育館として使っている講堂でフットサルの試合中に大けがをした。ボールに向けて滑り込んだ際、木片(長さ30センチ)が背中に刺さった。傷は肝臓に及び、緊急手術を受けた。 トップ選手が使う
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