新たに発見されたタランチュラのメスは鮮やかな青色の脚を持つ。一方、オスは地味な茶色をしている。(PHOTOGRAPH BY RANIL P. NANAYAKKARA) 宝石の国と呼ばれる島国に、宝石のようなタランチュラがいた。メスはドーナツを抱え込めるほど大きく、柔らかい毛に覆われた体はターコイズブルーに輝いている。このクモは先日、学術誌「British Tarantula Society Journal」に新種として報告された。 発見された場所は、スリランカ南西部の、周囲を茶葉とゴムの農園に囲まれた雨林地帯だ。糸で壁の内側を覆った筒状の巣穴で暮らしており、動きは素早く攻撃的で、地下の巣に近づいた不運な昆虫を餌にする。体長はおよそ13センチ弱。大きくて鮮やかな青色を身にまとった姿は珍しい。(参考記事:「角もつタランチュラ アフリカで新種で発見」) 事実、生物学者ラニル・ナナヤッカラ氏の目を
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