ある日、高速道路を車で走っていたときのことだ。 圏央道は一面の田んぼの上を、マリオカートのレインボーロードのように華麗に縦断する。ナビに現在地が表示された。「伊左衛門新田町」 …伊左衛門!!なんともまあ古風な地名だ。でもそれだけではなかった。 「平八新田町」そして「勘助新田町」ときたのだ。 伊左衛門に平八に勘助、脳内で男三人衆がねじり鉢巻をつけてチャンコポンカ踊りはじめる。 自分の名前が地名になったらもう言うことはないだろう 名前の一部とか、名字ならまだしも、伊左衛門に平八に勘助って!!こんなに名前まんまの地名、ありなんだ、めちゃめちゃいいな!!と心が燃え上がり、思わずアクセルを強く踏んだ。 だってさ、こんなの、全人類が一度は思う夢だろう ※フィクションです そりゃね、銅像とか、でかい墓もうれしいでしょうよ、 ※フィクションです でも自分の名前が地名となったらもう、それは言うことなしだ。数
![伊左衛門に平八に勘助…歴史に名を刻んだ男たちの田んぼを見に行く](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7c0fc3cde108593bee78f3baac8787b90c1f87a7/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimg.dailyportalz.jp%2Fthumbnails%2Fwidth1280%2F2416%2F6190%2F5620%2F11.001.jpg)