大学の時ヒーローはネットスケープを立ち上げたマーク・アンドリーセンでした。自分はアンドリーセンになれる。ジム・クラークは誰だ。そんなことを思っていました。 シリコンバレーへの漠然とした憧れ。若くして成功した人たちへの憧れ。それが今の私を作る要因となったことは間違いないと思います。 シリコンバレーのことをもっと知りたい。そう思った私は大学の3年から入ったゼミでシリコンバレーの研究を始めました。なぜシリコンバレーではインターネットのスタートアップが次から次に生まれるのか。日本ではなぜ生まれないのか。そのことをずっと考え続けた2年間でした。その中で梅田さんのシリコンバレーからの手紙も図書館でずっと読んでいました。梅田さんからのその『手紙』を開くたびに、シリコンバレーから熱風が吹いてくるようでした。その風をもっと感じたいと思い、シスコシステムズに入り、実際に体験をしたいと思いネットイヤーというスタ