智くんは読書が大好きで、放課後、専門書を読むことを楽しみにしています。 はじめは緊張した様子で口数も多くありませんでしたが、興味のあることを尋ねると、とたんに様子が一変します。 新幹線の絵を描きながら、話し始めたのはアインシュタインの相対性理論について。 智くん(仮名) 「新幹線の中に光の往復で時を刻む時計があったと仮定します。一方、地上にも同じ時計を置いている。新幹線が走り出すと速度の条件が変わりますよね。この時、外から見ると新幹線の時計の光がずれて往復しているように見える。しかし光の速度は変わらないという原理をもとに考えると、外側からは新幹線の時計のほうが、時間がゆっくり進んでいることになる」 私(記者)の理解が追いつかないスピードで、すらすらとよどみなく話す様子に驚かされました。 後日、専門家に確認したところ、智くんは相対性理論について正しく理解していることが分かりました。 知能検査
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