90年代から映像作家として活躍し、ビョーク、エイフェックス・ツインなど時代を代表する偉大なミュージックビデオ(MV)を手がけるクリス・カニンガム。2006年のTHE HORRORS「SHEENA IS A PARASITE」以来4年ぶりとなる新作MV、ギル・スコット・ヘロン「New York Is Killing Me」が公開された。NY地下鉄の車窓から撮影した素材とギル・スコット・ヘロンの横顔をリミックスし、ダークで緊張感あふれる映像を作り上げている。さらに音楽もカニンガム監督が新バージョンを制作。UKのアパートで10年間にわたって収集した電車の音を加え、原曲の90%を改変してしまうミュージック・コンクレート・バージョンを創り上げた。ミュージシャンのプロデュースも行うほど音楽にはこだわりのあるカニンガム監督だけに、まさにカニンガム監督の真骨頂といえる作品だ。 この作品のライブバージョンは