March 10 - 2007 - 柏井勇魚 「Introducion」 Image credit: NASA スペースシャトルの話をしましょう。そう、ロケットのように打ち上げられ、飛行機のように帰ってくる、あのちょっと変わった宇宙船のことです。 「シャトル」というのは「行ったり来たりするもの」という意味(バトミントンの羽も、駅から観光地の間を往復するバスも"シャトル"ですよね)。スペースシャトルは文字通り「宇宙と地球の間を往復する宇宙船」として設計されました。計画が始まったのは1970年代の初め、まだ宇宙飛行士たちが月を歩いていた頃。初飛行は1981年の4月です。最初の飛行から25年以上たった今もなお、スペースシャトルは世界で唯一の再使用型の軌道往還機です。 大きな特徴は二つ。一つは大量の物資と人員を同時に軌道上に運び、また地上に持ち帰ることができるということ。これによって、スペースシャ