先日のGPM主衛星の打ち上げ後の記者会見で私は、出席しておられた三菱重工の宮永俊一社長と、文部科学省の櫻田義孝副大臣に「H-IIAが17機連続で成功したと誇っておられたが、10機足らずの成功数しかないファルコン9が続々と商業衛星打ち上げを受注している現状をどう見ておられるか、後継機でどのように、この安価なロケットに対抗していくのか」という質問をした。 現在日本では、2020年ごろの初打ち上げを目指し、H-IIAロケットの後継機となる次期基幹ロケットの検討が進められている。すでに計画は宇宙政策委員会によって承認されており、平成26年度、つまり来月から、いよいよ開発に入ることになっている。 そして今、日本のみならず、世界各国で新しいロケットの検討や開発が進められている。すでに運用に入っている機体もある。それら新型ロケットの能力は未知数ではあるものの、どれも次期基幹ロケットにとって強力な対抗機種