Image credit: 国家国防科技工业局 月から探査機を帰還させる技術の試験のために打ち上げられた、中国の「嫦娥五号試験機」が、11月1日に地球への帰還に成功した。これにより中国の月探査計画「嫦娥」は、新たな段階に向けて大きく前進した。また、月からの探査機の帰還に成功したのは実に約40年ぶりのこととなる。 嫦娥五号試験機は、2017年に打ち上げを予定している「嫦娥五号」の開発に役立てるため、地球と月との往復航行や、第2宇宙速度に匹敵する高速で地球の大気圏に再突入する技術などの実証を目的としていた。 試験機は長征三号丙改二型ロケットに搭載され、中国標準時2014年10月24日2時00分(日本時間2014年10月24日3時00分)、四川省にある西昌衛星発射センターの2号発射台から離昇した。そして自由帰還軌道(Free return trajectory)と呼ばれる、大きなエネルギーを使う
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