国際宇宙ステーション(ISS)に物資を運ぶ無人補給船「こうのとり」(HTV)2号機を載せた大型国産ロケットH2Bの2号機が22日午後2時37分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。約15分後、HTVを高度約300キロで正常に分離し、軌道投入に成功した。H2BとHTVの打ち上げ成功は2009年9月に続き2回目。 HTVは、国際約束で分担しているISSへの補給義務を果たすために新たに開発された。H2Bから分離後、地球を回りながら5日ほどかけて少しずつ高度を上げてISSに接近し、ドッキングする計画だ。直径約4・4メートル、長さ約10メートルの円筒形で、荷物を含めた総重量は約16トン。宇宙飛行士の食料や飲料水、衣類やシャンプーなどの日用品、日本の実験棟「きぼう」の実験機器などを積み込んでいる。機体の製造費は約150億円。 H2Bは、重量の大きいHTVを載せるため、H2Aのメーンエン