音声をLEDの光の点滅に換える新技術を使って、水槽前の飼育係と会話するダイバー=14日午後、大阪市港区海岸通1丁目、戸村登撮影 水槽前の観客が水中のダイバーに直接、質問できます――。大阪市港区の水族館「海遊館」に、ケーブルを使わずに音声をLEDの光の点滅に換えて伝える新技術を使った常設展示「水中解説」が登場した。ダイバーと観客側の両方のマイク、スピーカーに通話装置となるLEDライトをつないで双方向の通話ができる。通話用のケーブルで魚が傷つくこともない上、ダイバーの動きにも制約がなくなるという。 「LED水中可視光通話装置」といい、沖縄県座間味村のベンチャー企業「マリンコムズ琉球」と同館が共同で開発した。同館によると、こうした展示は、国内の水族館で初めて。 「水中通話解説プログラム」は毎日あり、1回約10分間。1日2回開催される。 関連リンクスカイツリーに暮らす1万の命 併設の水族館公