文化資源保存論 文化「財」や文化「遺産」ではなく,文化「資源」という言葉を使うケースが,近年増えてきている。これは,鉱物資源が様々な製品に活用されることで新たな価値を持つように,文化的な様々なモノ・コトが,ただそれだけで意味を持つのではなく,社会的に活用されて初めて意味を持つのだ,という考え方の現れといっていいだろう。文化的価値だけではなく,より広い文脈の中で文化に関する様々なモノ・コトを考えること。それが,「文化資源」という言葉をあえて使うことの意義ではないかと私は考えている。 その文化資源を残す,ということの意味が,今,鋭く問われている。典型的なものとしては,アフガニスタンにおけるバーミヤンの石仏の破壊の例が挙げられるだろう。 もちろん,石仏の破壊が暴挙であったことは間違いはないが,「人類共通の貴重な文化遺産の破壊をやめるべきだ」と破壊を非難した人々(私自身を含む)が,その一方で,アフ
山陰研究センターでは、10周年記念行事「山陰のひと・まち・なりわい」として、講演会・企画展示を開催します。 当センターは2004年4月に創設され、今年10周年を迎えます。 これを記念した講演・企画展示イベントです。 地域の皆様と“山陰”についての研究成果を共有したいと考えております。 どうぞお気軽にご参加ください。 会の詳細について 【講演会】 日時 平成26年6月7日(土) 13時30分~17時00分 会場 島根大学 大学会館3階 大集会室 講演1講師:関 耕平(島根大学法文学部) タイトル:海士町における地域再生政策の展開‐町財政運営の実態から 講演2講師:小林 准士(島根大学法文学部) タイトル:松江城下町の町人と能楽-瀧川伝右衛門『御囃子日記』の世界- 講演3講 師:田中 則雄(島根大学法文学部) タイトル: 出雲に伝わる実録体小説―江戸時代秘話の虚と実― 【企画展示】 期間 平
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