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ブックマーク / www.art-it.asia (9)

  • 第1回福岡アートアワード - ART iT(アートイット)

    鎌田友介《Japanese houses (Taiwan/Brazil /Korea/U.S./Japan)》2021年 2023年3月24日、福岡市美術館が年度新設した「福岡アートアワード」の受賞作家と受賞作品が発表となった。記念すべき第1回の市長賞は鎌田友介、優秀賞はチョン・ユギョンと石原海が受賞。3月29日から6月11日まで、同美術館のコレクション展示室にて、受賞作品展を開催する。 福岡市は年度(2022年度)より、彩りにあふれたアートのまちを目指して、暮らしの中で身近にアートに触れる機会を増やし、アーティストの成長支援に取り組む「Fukuoka Art Next」事業を推進している。福岡アートアワードは、同事業の一環として、福岡市美術館が年度(2022年度)設立した美術賞で、同市内で目覚ましい活動を行ない、今後も飛躍が期待できるアーティストを対象に作品の買い上げをもって贈賞す

  • ニッポン国デザイン村 番外編 (ヨーロッパ)

    iTunesとしての展覧会と、DJとしてのキュレイター 唐突だが、みなさんは音楽をどうやって聴いているだろうか。お気に入りのCDやレコードを棚から探し出して、ステレオにセットして・・? でも多くのひとは、もうiTunesで好みの曲やアーティストをクリックするだけだろう。 何年か前、ブライアン・イーノが書いていた――娘がiTunesをいじっていたと思ったら、「おとうさん、このレッド・ツェッペリンってかっこいいね!」と。おまえ、それは70年代の歴史的ロックバンドだよ、と教えると「そうなんだ、ふーん」で終わり。 彼女たちの世代にとっては、ツェッペリンであろうがエルヴィスであろうが、デビューしたての新人バンドであろうが、iTunesのプレイリストに並んでいる時点ですでに、ぜんぶ「いま」なのだ。角が傷んだレコードジャケットや、貴重盤につけられた高額プライスに「歴史」を実感する感覚は、すでにない

  • 32:絵描きと「贋金つくり」——会田誠「天才でごめんなさい」展をめぐって(2) - ART iT(アートイット)

    連載での進行中シリーズ〈再説・「爆心地」の芸術〉は今回お休みとなります。 前回はこちら 会田誠「犬(雪月花のうち“雪”)」1998年 パネル、和紙、岩顔料、アクリル絵具、ちぎり絵用の和紙 73x100cm 撮影:宮島径 © AIDA Makoto Courtesy Mizuma Art Gallery 日の美術は、いまなお明治維新における西洋文明導入時の悪しき忘却と反復に陥っている。そこでは、まるで歴史など存在していないかのようだ。会田誠「天才でごめんなさい」展における連作「犬」をめぐる一件なども、その一端だろう。今回の問題については、昨今の「児童ポルノ」の概念規定をめぐる一連の動向と絡めて語られる傾向が強い。が、そもそもこの日で、美術として図画に描かれた女性の裸体図さえ社会的に問題視する傾向が、いったいいつから、どのような経緯を経て広まったのかという、より根的な出自を確かめてお

  • 31:絵描きと「贋金つくり」——会田誠「天才でごめんなさい」展をめぐって(1) - ART iT(アートイット)

    連載での進行中シリーズ〈再説・「爆心地」の芸術〉は今回お休みとなります。 『会田誠展:天才でごめんなさい』展示風景、森美術館 2012/11/17-2013/3/31 Courtesy Mizuma Art Gallery 撮影:渡邉 修 写真提供:森美術館 森美術館(東京、六木)での『会田誠展:天才でごめんなさい』がいろいろと喧しい。私は昨年、すでに展覧会の実見を済ませ、その充実した回顧や新作の展開に大きな関心をそそられた。が、他方で、作家への賞讃ばかりが聞こえてくる当初の反応に、少なからぬ疑問も持った。 会田誠は、その作風から「毒のある作家」とも呼ばれ、今回の展覧会を実現するにあたっても、他館への巡回は予定されておらず、企業による協賛も期待通りには得られなかったと聞いている。そんな「逆風」のなか、美術館をあげての会田誠展を敢行した森美術館の取り組みは刮目に値する。にもかかわらず、

  • 川俣正 インタビュー - ART iT(アートイット)

    解体する作品、構築する経験 インタビュー/アンドリュー・マークル Working Progress (1996-99), work in situ, Alkmaar, The Netherlands, wood. Photo Leo van der Kleij. All images: © Tadashi Kawamata, courtesy the artist and kamel mennour, Paris. ART iT 川俣さんは、現在ヨーロッパに在住していますが、そのことによりかえって日のことについて考える機会があるのではないでしょうか。ヨーロッパには、アートと社会の関係やアートの政治性について考えることができる土壌があると思いますが、東日大震災以来、日でもアートがそうしたものに対していかに関わることができるのかについて、皆が考えているという現状があります。そのようなこと

  • [目次] 連載 田中功起 質問する - ART iT(アートイット)

    国際的に活躍する気鋭のアーティストが、アートをめぐる諸問題について友人知己と交わす往復書簡。ものづくりの現場で生まれる疑問を言葉にして、その言葉を他者へ投げ、投げ返される別の言葉を待つ……。 第18回 馬定延さんと アーティストへの質問、あるいは「これまで」と「これから」の間には何があるのか 映像メディア学研究者の馬定延さんとの往復書簡は、馬さんが田中さんへ「質問する」手紙から始まり、田中さんのこれまでとこれからを話題に意見交換します。 1:最初の接点 2:「これまで」について 3:「これまで」と「これから」の間について 4:惑星的な思考について、そして新しい映画 5:終わりという可能性 6:作ることの意味について 第17回 田中功起さんと 過去との往復書簡 あいちトリエンナーレ2019の、渦中のひとに向けて 「あいちトリエンナー2019」を振り返り、現在の田中さんと同芸術祭会期中の田中さ

  • 連載 椹木野衣 美術と時評:6

    カオス*ラウンジ ———— 萌えいづる自由・平等とその行方 『カオス*ラウンジ2010 in 高橋コレクション日比谷』展示風景 2010年 4月16日、村上隆の主宰する「GEISAI大学」(於カイカイキキギャラリー)で、アーティストにして美術批評家、黒瀬陽平によるレクチャーが行われた。黒瀬氏はそこで、みずからキュレーションを手掛けた『カオス*ラウンジ(以下、CLと略)2010』展(髙橋コレクション日比谷ほか順次開催)の背景とコンセプトをひと通り説明し、会はその後、深夜にまでおよぶ「放課後」へとなだれ込んだ。その一部始終はユーストリーム(以下、USTと略)で実況され、2000人を超える仮想の観客が画面を前に固唾を飲んでこの「事件」を凝視した。その行方については、今後再編成されるというCLのレスポンスに期待するとして、この場では黒瀬レクチャーへの批評的レビューを残すに留める。 もともとCLは、

    連載 椹木野衣 美術と時評:6
  • 日仏学院で霧のコラボレーションワーク - ART iT(アートイット)

    ■Exhibition 人工的に霧を発生させる装置で野外彫刻をつくるアーティスト中谷芙二子と、市川創太が率いる建築ユニットdoubleNegatives Architecture(dNA)がコラボレーションし、東京日仏学院の中庭にて屋外インスタレーションを展示している。dNAが開発したコンピュータープログラムによる「不可視の建築」と、中谷の霧のパフォーマンスとが対話を試みる。12:00から20:00まで鑑賞することができる。 MU : Mercurial Unfolding 偶成と展開 9月24日 (木) 〜10月31日 (土)  *24日(土)を除く。 東京日仏学院(飯田橋) http://www.institut.jp/ja/evenements/9141 https://www.art-it.asia/sc/admin_news/

  • マガジン - ART iT(アートイット)

    青森公立大学国際芸術センター青森(ACAC)が、アーティスト、キュレーター、リサーチャーなど、文化芸術活動に取り組む表現者を対象とする年度のレジデンス・プログラム「SPINNING SCAPES」への公募を開始。

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