ブックマーク / aplac.net (35)

  • エッセイ553/APLAC 「うつ」をめぐる風景

    写真は、Chatswood。Chatswood Chaseというショッピングセンターの入り口ですが、気づかず撮ってあとで気づいた注目点が二つ。 一つは入り口に書かれた"NOTORIOUSLY STYLISH"というキャッチ。「悪名高いほどにスタイリッシュ」という。もうちょい砕けた口語訳にすると、うーん、「イヤミなくらいカッコいい」てな感じでしょうか?このあたりのセンスが面白いのです。 もう一つはたまたま映ったお姉さま。ぱっと見は掃除のおばちゃん風のアジア系のおばちゃん?って思ったけど、よく見たら白人系だし、まだ若い。さらに髪型。金髪のショートの7分あたりが黒髪のモヒカンになっているという。ドハデなヘアスタイルに、黒ずくめに黒縁眼鏡というド地味なファッション。いや、ほんと、カッコいいわ。ノトーリアスだわ。 「うつ」に興味はない、興味を持ってはいけないと思っていたこと 最近の日では、よく「う

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    arkanal2 2014/05/25
    もうボクサーのように減量減量で会社の機能をシュイプアップし、不採算部門はカットし、アウトソーシングする。人事においても適材適所を徹底し、キャリア重視の採用をする。このキャリア重視がクセモノで、基本的に
  • エッセイ667/APLAC 地球各地の相対速度のズレ~サイモンくんのハイパーテンション・トーク  

    写真は、つい先日のランチの一枚。穏やかな秋の日差しが優しい。 デザートのストロベリー・クレープ with メイプルシロップとアイスクリーム。こちらのデザートは大きいから、二人でひとつをシェアすれば足ります。皿も追加で貰い、場合によってはアイスクリームも分けて出してくれます。 今週は困っています。いろいろあり過ぎてしまって逆にまとまらないというか、何度も頭のなかで反芻しているうちに、自分でそのネタに飽きてしまって書く気が起きないというか。 何を考えているかというと、漠然とこの先の地球/世界がどうなっていくのか?って小学生のような素朴なことなんだけど、これが難しくて、曖昧で、エキサイティングで。頭の中に、いろんな形をした断片がぴょろ~と浮遊していて、ときどき部分的に雷光をビビっと発してという。もう「おまえは何を言ってるんだ?」という「世迷い言」状態。 ちょっとまとめきれません。いっそのことまと

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    arkanal2 2014/05/25
    要するに大国に翻弄され続けているので、喧嘩とか国威とかいうものに幻想を抱いていないんじゃないかって気がします。日本は日清日露その後で、ちょっとだけだけどイケイケの軍国快感というのを味わってしまったので
  • エッセイ670/APLAC 「○○人」なんて無いよ~あるとしたら「その良さ」を知り、血肉とすること

    写真は、うちの近所のペルシャ料理さんの12ドルランチ。これで二人分(手前の自分のライスは写ってないけど) あれこれ説明してくれたんだけど、またココに店のランチ解説があるんだけど、それを見てもよく分からない(^^)。でも、このゴハンが美味しかったですねえ。ピンク色のは多分、「Albaloo Polo: Sweet Cherry & saffron rice」だと思います。ほんのり酸っぱくて甘い「桜飯」です。黒々した物体は、柔らかく煮込んだラムに多分ほうれん草系のベース、隣はレンティル(レンズ豆)のカレーで上に乗っかっているのが茄子です。えらくボリュームがあって、慣れている僕らでも平らげるのに四苦八苦でした。 隣の席では、ペルシャ系(多分、英語じゃなかったし、店の人とその言語で喋ってたから)のオバサマ達が十数名、女子会をやってはりました。 ここんとこ、へろりん脱力系が続いたので、今週はちょい固

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    arkanal2 2014/05/25
    少なくとも僕に関して言えば、国とか民族とか、なんかよく分からん、ほにゃららした抽象的なものよりも、目の前の一人の人間の実在の方が1万倍強力で説得力があり、大事だということです。だって、あいつも、こいつ
  • エッセイ658/APLAC ネタの蔵出し21本

    写真は、チャイニーズの街、Ashfield。 ここも相変わらずいい味してます。料理的にも風景的にも。 周囲から異様に不釣り合いなピカピカの役所の新庁舎ができているんだけど(写真右端)、そんなこと全く意にも介さず堂々と剥げた看板を掲げているという。 文との絡みでいえば、「アウェイもホームもないよ」って部分。むっちゃ強烈なアウェイなんだけど、同時に妙に心やすまるホーム感もある。「地球の庶民の町」って感じ。庶民を自覚する人だったら、一歩足を踏みれた瞬間にもう「仲間」に入れてもらっているという。 毎週ネタ決めに困るのですが、これから春の進学シーズンで忙しくなることもあり、日頃のネタ帳から、ここでドンと書き出しておきます。 書き出しながら展開しかけたものもあるし、全然「種子」状態のものもありますが、あんまり深いこと考えずにダーッと羅列しておきます。 スカスカだから読みやすいとは思うけど、トピックが

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    arkanal2 2014/05/25
    民主主義というのは、常に衆愚性との戦いだと言われるけど、代議制システム(選挙で代表者を選ぶ方法論)が、その衆愚性を蒸留減殺する役割を果たしているのか、それとも逆に増幅させているのかというと、正直いって
  • エッセイ671/APLAC 理情分離!~合理のフィールドと感情のフィールド、そして究極の目標は「しょーもないこと」  

    写真は、Fishmarketにて、つい先日舌鼓を打ちまくったテイラー(Tailor)。 Wikiによると正確には違うのだが、ほぼ日の「スズキ(鱸)」といっても良いかと((スズキの意味は3種あり)「ペルキクティス類(温帯性スズキ類)と呼ばれる主にオーストラリア産のスズキ類と一緒にして、スズキ科( Percichthyidae ペルキクティス科)と呼ぶ場合)。日のスズキ君の方が顔が獰猛な気がするけど。 冬場になるとシドニーでも出回ります。スズキといえば島根の奉書焼で、塩を振って奉書ならぬクッキングペーパーで包み、さらにホイルで包んでオーブン30分。超簡単。こっちに住むならオーブン使えると便利ですよ。ローストビーフとか簡単。でもって、スズキ君ですが、これが身が細かくてもっちりしててメチャ美味です。焼き魚の白身では一番美味いかも(バラマンディも意外と繊細で美味いぞ~中華の清蒸が合う)。 ちなみ

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    arkanal2 2014/05/24
    こと効率に関する限り、最大の敵は「感情」です。大体人間の生理変化というのは、反復継続の一定期間という「時間」が絶対必要で、だいたい3ヶ月と言われますよね。ダイエットにせよ、筋トレにせよ。だからこの期間
  • エッセイ662/APLAC 国会議員を抽選で決めて何が悪い?

    写真は、ポルトガル人の町であるPetersham。 夕陽の照り返しが綺麗です。 ピーターシャムの大通り(New Canterbury Rd)沿いの商店街の町並みは、古い時代の佇まいを残しており、いい感じで寂れていたのですが、昨今、リニューアルの兆しがあります。ああ、勿体無い。古都保存条例で残しておきたいくらいなんですけど。 とことで、写真左端のピザ屋さんの看板のキャラが「どっかで見たことあるような」というデジャヴュ感を誘います。なんというか、ゴースト・バスターズ×ミシュラン×出前一丁÷3みたいな感じ。 また、Essay 658:ネタの蔵出し21からリクエストのあったお題をやります。まだまだ一杯あるし。 今日は、そうだな、国会議員を抽選で決めて何が悪いのか?論でもやりましょうか。 これはシリアスな提案というよりも、もっぱら「頭の体操」です。 ガチガチになってる固定観念をカーンと叩き割って、

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    arkanal2 2014/05/24
    自分以外の「誰か素晴らしい人」に「やってもらう」「導いてもらう」というのは、言葉を変えれば奴隷根性以外の何ものでもない。この社会を良くしようと思えば、てめーが頑張るしかないんだよ、他人にやってもらおう
  • エッセイ647/APLAC 秘密保護法(その2)~なんでそんなにヘタクソなの?

    写真は、Botany湾の工業地帯の夕暮れ。 写真を大きくしたらわかると思いますが、前方にバイクが停まってて、なんとなく雰囲気アメリカっぽい。なんとなくだけど。先日ちょっと雑談して出てきてイメージが頭にひっかかっていたミッシェルの「ウェスト・キャバレー・ドライブ」的な。 というわけで先週書いて秘密保護法は、ご承知のように衆院を通りました。それに関しては賛否両論あるのでしょうが、あれから何だかんだ色々考えさせられた点を、また備忘録的に書き綴っておきます。 みんな打たれ弱かった なんでこんな拙速に事を進めるのだろう、後でも述べるように、推進派にとってもプラスよりもマイナスの方が大きくなりかねない、下手をすれば「誰も得をしない」という変な法律を、なぜにこんなに?ってそこがずーっと不思議でした。そりゃあ憶測をたくましくすれば、様々な人が様々なことを言っているように、さまざまな背景事情が描けるのですけ

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    arkanal2 2013/12/15
    所論は、なぜ政府は(あるいは"人"は)秘密にしたがるか?につき、「無能だから」「説得する自信がないから」という極めて人間的な理由をあげています。何も、暴利を貪りたいなどの邪悪な企みがあるからとか、弱者を
  • エッセイ646/APLAC 秘密保護法について

    写真は、シドニー大学の近く。 場所がどうとかいうよりも、たまたま写っているこのお姉さんがカッコいいです。絵になってる。 取り壊し予定なのか鉄条網で仕切られて微妙に廃墟感のただよう建物(右)と青空の下、真紅に染めたボブカットに、手には(わかりにくいけど)リッターサイズのペットボトルを鷲掴みにして、背筋をシャンと伸ばして悠然と闊歩する姿が、遠目からでも"going my way"オーラが出てます。でも、これ、一人で歩いているから絵になるんだろうな。 同じシリーズが延々続いたので、今回はタイムリーなネタで秘密保護法について書きます。明日衆院を通過するとかいってるし、論者によっては歴史のターニングポイントになるとかいうし、「その日」を迎えるにあたって。 当はこんな冗談みたいな法律についてはあんまり言及する気はなかったです。誰もが論じているし、あまりにもわかりやすく悪法だし、また憲法96条改正のよ

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    arkanal2 2013/12/15
    長くてすまんが最後に。日本って一回既成事実化したらもうそれで半永久的に固定するかのような流れがあるけど、あれは何故?この法案が通るかどうか微妙なところだけど、仮に成立したとしても、それが大多数の気に食
  • エッセイ642/APLAC 使い倒せ!法制度(システム)を。マシンのように!~喧嘩道入門(3)他人を動かす(1)

    写真は、Ultimo。 最近のオーストラリアはまだ春先(日でいえば4月相当)なのに既に山火事で大変ですが、それだけに晴天が多く、新緑と青空のコントラストがめっちゃ綺麗です。 この写真を選んだのは、「なんかどっかで見たような、、、」と思ったからです。 なにかというと、新築マンション等の完成予想図、いわゆる「パース(perspective drawing)」みたいだと。例えば、木々の感じ、影の感じ。よくこんな感じで街路樹とか描かれたの見たことありませんか?これ、実際に見たときにそう思ったのですね。「なんかパースみたいな風景だな」「こんな風景、当にあるんだ」と感心して撮ったものです。いや、ありそで無いですよ。木々や葉っぱの感じ、壁の白、そして太陽光の進入角度や強さがズレるとこういう感じにならないんじゃないかな。 今更ですが、日に帰省する前にシリーズものをやってました。 既に忘れてしまった方

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    arkanal2 2013/11/10
    社会的なシステムというのは、それを動かすための一定の様式・手順がキチンと定められており、それを形式的に守りさえすれば、システム側がどんなにイヤだとしても、受け付けて動かざるを得ないということです。  
  • エッセイ643/APLAC 救済措置を作動させない「邪悪な思惑」と真の強者~喧嘩道入門(4)他人を動かす(2)

    写真は、Newtown。 歴代ニュータウンの写真が多いのですけど、やっぱ絵になる風景が多いんですよね、ここは。ちょっと目を離すと、いつのまにかこんなものが描かれているし。 承前 第一回(Essay629)「喧嘩論」入門~自他の超克 第二回(Essay630) 自力救済と自分史編纂委員会 第三回(Essay642) マシンのように法制度を使い倒せ~ 他人の動かし方(1) 前回の最後部分------ まとめますと、他人を動かす場合の①意思に反して動かす場合のうち、動くことが制度化されている場合について今回は述べました。制度化されていない場合、ほとんど強要罪とか脅迫罪みたいな利益衡量の力学については次回述べます。今回の制度やシステムでも、意図的にサボタージュされる場合もあるし、受理はするけど全然やる気が無いって場合もあります。そうなると、やっぱりお尻を叩いてやってもらうことになりますが、それが出

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    arkanal2 2013/11/10
    支配層である旨みも乏しい。やっぱごく少人数で大多数を支配するところに妙味がある。でも、それがゆえに彼らには絶対的な弱点があります。数です。いくら宮本武蔵が吉岡一門70名を一人で斬ったとしても、相手が140名
  • エッセイ638/APLAC 類友・朱赤効果と半径3メートルの革命~2013年帰省記(8)

    ★「変な人」「怖そうな人」が減った。昔はもっと規格外の人がうじゃうじゃいた。どこに行ったのか? ★体型が前よりもいっそう華奢になった。スリムというよりは華奢、華奢というよりは虚弱な感じ。人種のルツボであるこちらの感覚(人類一般のスタンダード)でいえば、美しいというよりも「大丈夫か?」と心配が先に立つ感じ。 ★いわゆるダイバーシティは確実に減っていると思う。柔らかくにこやかなファシズムというか、一定のナイスな風貌、考え方、服装、身体的特徴、経済力などがあり、それから外れると生息を許されないかのようなプレッシャーが実は以前よりも増えたのではないか。「デブは死刑」みたいな。容貌や体型スペックで不合格になったら、外にでることすら許されないのかしら。ひきこもるしかないというか、「ひきこもらされ」というか。 デブと変な人が減った この上の2点=「デブが少なくなった」「変な人が減った」点は、「老人が増え

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    arkanal2 2013/10/05
    時代に対する個々的なアンサーというか反応を、あえて言葉にして言えば-------  なにかと面倒くさそうな時代だけど、鬱陶しいことや納得いかないことも多かったりするけど、でも、だからこそ自分がしっかりしなきゃと
  • エッセイ637/APLAC 露骨に押し付けがましくなる同調圧力~2013年帰省記(7)

    写真は、京都、烏丸丸太町の交差点付近。 街路樹のところにヒマワリが点々と植えられていて、なかなか良い趣向だなと感心したのでした。 ヒマワリの花がひとつあるだけで、一気に夏の風情が盛り上がります。クソ暑かった筈なんだけど、妙に爽やかな気分にさせてくれるという。花というのは偉大なもんです。 ところで烏丸丸太町は「からすま・まるたまち」と読みますが、いつぞやこれを「からす・まるまる・ふとまち」と読んでいる人の話を聞いたことがあります。学生時分の友人ですが、こういう発音で道を聞かれて、「え、丸丸?なにそれ?」と一瞬意識がぶっ飛んだそうです。まあ、そう読みたくなる気持ちは分かる。京都も難読地名が多いですよね。「糺の森」なんかまず読めないでしょう。「ただすのもり」と読むのですが。 ”帰省シリーズ”7回目。ESSAY632回のネタ出しから、「新旧対立」=古い潮流と新しいそれが入り混じってる点について前回

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    arkanal2 2013/09/28
    思うに、中学高校の授業で政治学を教えればいいのにね。「権力者の統治のテクニック」なんか数千年前から古典的な手があれこれあるんだから、常識程度に教えておけば良い。例えば、「共通の仮想敵国を作って国内をま
  • エッセイ635/APLAC 華麗な商品群とお金の麻薬性/中途半端な手段性認識~2013年帰省記(5)

    写真は、大阪市北区の路地裏。この写真をみて思いつくのは2点。 第一に自販機。やっぱ日といえば自販機ですよね。帰るたびに「おお~」と思う。オーストラリアでは券売機などを除けばおよそ使ったことがないけど。帰省当初はにオーストラリア的に家でペットボトル水筒を用意してたんだけど、これだけあるとついつい買ってしまう。しかし、よく考えると幾ら一120円としても毎日買ってたら月で3600円、年間4万3800円、10年間で43万円。日の安い中古車一台買うのと変わらんのですね。 Wikiによると、日の自販機数は2000年のピーク時に560万台だけど、2008年には526万台に減り、売上も2000年の7兆円(!)→2008年5兆7,000億円と減少しているそうです。利用者の90%は男性だそうで、やっぱ女性はそこらへんしっかりしてますな。 ウチもずっと昔に一瞬小さなゲーセンやってた時期があり、コーラの自

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    arkanal2 2013/09/21
    かくして、優秀な給与所得者になることが人生の究極形態であるかのような、悲劇というよりもいっそ滑稽な現象になっていく。企業というのは、それがどんなに名門であろうが巨大企業であろうが、しょせんは「金儲けマ
  • エッセイ636/APLAC 「まだやっている」~利権とパンくずの構造~オリンピックの国体化~2013年帰省記(6)

    写真は、ご存知、五山の送り火、大文字焼。京都御所から撮影。 いや~、学生時代に京都に住んでいながらこれを見たのは一回生のときだけ。「地元民なんかそんなもんよ」って話なんですけど、久しぶりに見ようと思いたちました。やっぱ見るものですね。もう記憶とかなり違う。「え、こんなに大きく見えたっけ?」って、当社比300%増くらいの感じでした。記憶なんかアテにならないよな~と。 この写真はやや広角で撮ったので、実際にはもっと大きく見えてます。感覚的にこの2倍くらいの大きさで見えました、、、って、思うんだけど、これが既に「記憶のトリック」にはまっているのかもしれない。この次見たら「あれ、こんなに小さかったっけ」って思ってるんだろうな。 延々”日シリーズ”を書いてますが、ESSAY632回で羅列したネタ出しは、まだまだ山ほど残ってます。どうしましょ?って感じですが、幾つかのブロックに分けられると思うし、そ

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    arkanal2 2013/09/21
    なぜメディアは人々の視野を狭くする報道をするのか。「ここも地球のどっか」であるという当たり前の視点をなぜ欠落させるのか。対中韓感情にせよ、モンペアみたいな不快な隣人にせよ、消費税やTPPにせよ、視野を大き
  • エッセイ626/APLAC 今、人類が面白い~参院選、もう投票しちゃいました

    写真は、VAUCLUSEにある灯台。 なにやら夢にでてくる風景のような。 Vaucluseというよりも、South Headとか、The Gapとか、Watsons Bayからちょっと坂を上がったところとか言ったほうが分かりやすいかも。いつも車で通り過ぎるだけだったのですが、先日、車を停めてトコトコと周囲を散歩してきました。 いいですね、このスッカスカな感じ。オーストラリアの国内どこでも、シドニーをちょっと離れるとすぐに感じるこのスコーンと突き抜けた「なんも無~い」感。生理的に気持ちいいです。 Keep the bastards honest きたる参院選ですが、既に先週、在外選挙に行って来ました。 なかなか難しい選択肢で、「どうしたもんかいな?」とちょびっと悩みました。 僕の投票方針は常にシンプルで、 "Keep the bastards honest"です。 このフレーズは、やや粗野な

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    arkanal2 2013/07/27
    つまり否応なく誰でも「バスタード」になっちゃう、ならざるを得ない、バスタードになるからこそ権力が維持できるって構造になってるんだから。  そういうドライな認識に立った場合、さて何をすべきか?といえば、
  • エッセイ628/APLAC デトロイト市の破綻 ~問題は破綻云々ではなく「その次」である

    写真は、前回、前々回と続いて同じ撮影場所です。South Headの近くの灯台のあたり。 同じ場所でも方角が違うとこう見えるという。 思いっきり走り回ってる犬が嬉しそうで、見てて笑えてきてしまいます。 上は望遠で撮ったもので、実際には右のように見えています→。 この広々感がいいです。 一番遠くに見えているのは、海越しにマンリーのノースヘッド。 ご存知の方も多いと思いますが、「デトロイト市が破産した」というニュースが先週流れました。 「え?」「ほお」「へえ」と最初思いました。 次に「そうか~、車メーカーの拠地デトロイト、やっぱしんどいのか」と思いました。 んでも、「あれ?でもリーマン・ショックのあとアメリカの三大車メーカーは税金もらって立ち直ってなかったっけ?」「じゃ、なんで今頃デトロイトがコケるの?」と疑問が出てきたのですね。 そして「そもそも自治体が破産するってどゆこと?」「そういえば

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    arkanal2 2013/07/27
    なぜなら社会というのは、たまたま健康、頭脳、教育機会、そして幸運に恵まれた富裕層と、たまたまそれらに恵まれない貧困層がごく自然に発生する。これは自助努力ももちろんあろうが、50%くらいは単なる運の問題で
  • エッセイ491/APLAC 短命政権と支持率政局の弊害 

    写真は、CityのMartin Placeでたまたま見かけたThe Scottish Australian Heritage Councilのイベントの模様。オーストラリアにおける”スコットランド伝統保存会”みたいなものでしょう。 僕らは「イギリス人」とか簡単に言ってますが、日人同士で言うなら良いのですが、ステイ先とかそのへんのオージーに言うときは微妙に注意が必要かも。そもそも「イギリス人」に相当する英語があるんだかないんだか微妙。あれは「連合王国(UK)」であり、構成ピースは、イングランド+ウェールズ+スコットランド(以上が大ブリテン島民)+北アイルランドですので、イングリッシュといえばイングランド人に過ぎず、ブリティッシュといえばブリテン島民(北アイルランドが抜け落ちる)だし。「イギリス人ですか(English?)」と迂闊に聞くと、"No! Scottish!"とギロリと睨まれたりし

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    arkanal2 2012/12/09
    総じて言えば、日本社会の精神的な土壌の質が変わってきているような気がします。他罰的であり、他人に対して攻撃的になっているような。ゆとり教育が諸悪の根源のように叩かれているのと並行して社会や人々に「ゆと
  • エッセイ594/APLAC 社会の新陳代謝力 めまぐるしく職を変えるオーストラリアの雇用事情の背景原理

    写真は、日、自宅の庭で撮影。 ジャカランダの紫の花の向こうにみえる三日月。 そのココロは、「あ、花札みたい」というだけのことなんですけど。なんか面白いので。 概要 今週は、誰にでも関係がある雇用/就職の話です。 話はオーストラリアの雇用情勢なのですが、単に「就職難」「人手不足」というレベルの話ではありません。地殻変動的に大きく変わってきているというマストレンドです。 なにがそんなに変わっているのかといえば、一昔前にくらべて、人々は異様に激しく転職するようになってきている。もうかなり頻繁に今の職を離れ、かなり頻繁に新しい職を得ている。 なにしろ、オーストラリアの全労働者の5分の1が在職1年未満だというから、驚きです。 ここで驚かない人もいるかもしれないけど、僕は「げえっ!」と驚きました。驚天動地です。 これ、バイトやパートなどのカジュアルジョブの話だったら全然普通だけど、公務員や大企業や研

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    arkanal2 2012/12/01
  • APLaC今週のEssay(第141回)~古賀議員の学歴詐称問題について

    ESSAY 141/ 古賀議員の学歴詐称問題について 写真は、City ここ数日やたら忙しく、6日間に6回空港までお出迎えに行くなどバタバタしておりました。だからエッセイを書く時間もママならず、出来が悪いかもしれないけど許されよ、という言い訳をまず最初のノベておきます(^_^)。 さて、例によってネタ探しにインターネットをパラパラと見てたら、古賀議員の学歴詐称問題が大騒ぎになっているようです。いや、すごいですね、「川に落ちた犬は叩け」方式で、ついに議員辞職までさせられちゃったりして。どうも一連の経過を見てると言い訳がお粗末過ぎるのがマズかったみたいですね。最初からスッパリ認めちゃえば良かったような気がします。 だけど、思うのですが、それってそんなに大問題なの?学歴なんかどーだっていいんじゃないの? そもそもその学歴だって、アメリカの”ペパーダイン大学卒”であって、これがハーバードとかケンブ

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    arkanal2 2012/11/19
    いわゆる学歴詐称問題について。今ではペパーダイン大学や古賀議員のことなど誰も覚えていないのだろうな。加藤氏の首級を獲ったかのように浮かれた連中も加藤氏が今の仕事を続けていけば残念ながら犬の遠吠えとなる
  • エッセイ530/APLAC 剥 離~擬人化する知性と一体化する精神を超えて

    写真の場所は、Chatswood。Westfield Shpping Centreの駐車場から館への架橋付近。 平日の、夕方の帰宅時の、にわか雨の日。 思惑 まず先に最近「なんだかな」と思ってることを書きます。今の管首相降ろしと首相交代劇です。 僕は別に彼の擁護派でも何でもないのですが、なぜ管首相がダメなのか、ついには納得のいく理由を見出せないままでいます。そりゃあ素晴らしいとは言えないだろうが、個別具体的に何がダメなのか?そして何よりも、そのダメぶりは首相個人のクビをすげ替えることで改善することなのか?そのあたりがマスコミその他では全くといっていいほど語られず、「とにかくダメ」という結論だけが先行している。そして辞めないと「居直り」として非難する。どうも理由なんかどうでもいいから、とにかく一刻でも早く辞めさせたがっているだけのように見えます。 ちょっと前のエッセイで書きましたが、東京電

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    arkanal2 2012/11/18
    一番不快なのは、このまま「なあなあ」でまた済んでいって、これといった未来を打開するような改革も、その道筋も示されず、結局強い奴だけが得をするという「ありきたり」な「いつもの話」になっていって、「やれや