JR東日本は23日、観光情報案内を担う新たな窓口「駅たびコンシェルジュ」の開業を前に川崎駅(川崎市)内の店舗を報道陣に公開した。同社は駅の旅行商品販売店「びゅうプラザ」の営業を2022年3月までに終了し、新たな窓口に置き換える。シニアや訪日客の相談に対応するほか、講座の開催などで新たな活用法を探す。駅たびコンシェルジュはJR東管内に25店舗を展開する計画で、第1弾として川崎駅と秋田駅
JR日田駅は、九州北部を横断して福岡・久留米と大分を結ぶ、久大本線の中間駅に当たる。開業は1934年。現在の鉄筋コンクリート造2階建て駅舎は1972年に建て替えたものだ。2015年にはJR九州の周遊型寝台列車「ななつ星 in 九州」などを手掛けた水戸岡鋭治氏のデザインでリニューアルしている。ただ、駅舎の2階では、当初日田の土産物販売などを行っていたが、使われなくなって30年ほど経過していた。日田市企画振興部地方創生推進課創生推進係主幹の佐藤健二氏は「駅舎は日田市の要望で2階建てにしてもらったと聞いている」という。空いたままのスペースの活用は、市にとって長年の課題だった。 人口約6万4000人の日田市では、住民の主な足は自家用車で、駅周辺の人通りは必ずしも多くない。日田駅の1日当たりの乗車人員は、コロナ禍前の2019年度でも651人だ。一方で、日田駅は市の観光拠点である国の重要伝統的建造物群
旅行では車や飛行機、バスや鉄道など、さまざまな交通機関を使いますよね。とくに全国を走る鉄道の駅舎なかには、有名建築家がデザインした駅もめずらしくありません。 ※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。 女川駅/宮城県女川町 image by:photoAC JR東日本の石巻線の終着駅である「女川駅」は、かつて東日本大震災により一度崩壊しました。しかし、2015年に女川町の復興のシンボルとして再建。このとき設計を担当したのは、世界的建築家である坂茂(ばん しげる)氏。 駅舎の屋根をウミネコが羽を広げた姿に見立てたデザインが目を引きます。 image by:photolibrary 駅舎の2階には「女川ゆぽっぽ」という温泉施設があります。また、この駅周辺は町復興のため「女川駅
今、JR東日本が無人駅を使って地域を活性化する取り組みを進めている。今年の2月には、上越線土合駅(群馬県みなかみ町)にサウナやグランピング施設などを設置した取り組みが話題になった。JR東日本グループはなぜ無人駅の活用に積極的に取り組んでいるのか? その狙いと効果について、JR東日本スタートアップの隈本伸一さんと佐々木純さんにお話を伺った。 4つの無人駅活用プロジェクトが進行中 JR東日本管内には約1600の駅があり、そのうちの約4割を無人駅が占める。JR東日本にとっては“遊休資産”とも呼べる無人駅。清掃や駅舎の修繕など維持管理費はかなりの額に上るが、JR東日本スタートアップの隈本さんによると、問題はコストだけではないそうだ。 「無人駅の周りには、往々にして地域のにぎわいがありません。せっかく空いているスペースや躯体があるので、これらを活用して地域のためになる活動をしたい思いは、以前からあり
仕事に追われる人の多くは、いつもカバンにPCを入れているのではないだろうか。それと、多少の書類も。最近ではペーパーレス化が進み、書類の分量も減ってきた傾向があるものの、やはりPCを持ち歩いて出歩くことに変わりはない。 一方、鉄道会社も、そんな人たちに向けてサービスを整備してきた。駅に公衆無線LANを配備したり、カフェなどをテナントに設けたり。以前は、ベンチでPCと書類を広げながら、器用に作業している人をよく見かけたものだ。 ジャーナリストの佐々木俊尚氏が『仕事するのにオフィスはいらない』(光文社新書)を刊行したのは、2009年7月のこと。この本の影響を受けた人の中には、オフィスを離れてカフェなどの「サードプレイス」で仕事をする人も現れた。スターバックスなどには公衆無線LANが整備され、出先での仕事もどんどん行われるようになった。その背景には、小型のノートPCと、スマートフォンの普及がある。
1日に約350万人が利用し、世界で最も乗降客数の多い駅とされる東京の巨大ターミナル、新宿駅。構内の複雑さから「迷宮」ともいわれる同駅の弱点だった、東口と西口の行き来をしやすくする「東西自由通路」が7月19日に開通した。 東西自由通路は駅の東口と西口を直結する幅約25m、全長約100mの地下通路。JR線の改札内コンコースだった通路を拡幅し、改札を移設して自由に通り抜けできる通路に改築した。従来は東口と西口を直接つなぐ通路がなく、改札内を通らずに行き来するには遠回りする必要があった。駅の中央部を貫く自由通路の開通は駅の利便性を向上させるとともに、新宿の人の流れを変えそうだ。 東口―西口の遠回りを解消 多数の飲食店や百貨店などがひしめき合い、昼夜を問わず人の流れが絶えない繁華街に面した東口と、東京都庁など高層ビルが立ち並ぶ「新都心」の西口。直線距離ならJRの線路をはさんで100m程度だが、これま
1923年に建てられた銚子電鉄・本銚子駅(千葉県銚子市)の駅舎が、「24時間テレビ 愛は地球を救う」(日本テレビ系)の企画でリフォームされた。 生まれ変わった駅舎に地元住民からは歓迎の声が相次ぐ一方で、リフォームに複雑な思いを抱く鉄道ファンも。本銚子駅のノスタルジックな雰囲気が駅舎の改装によって「台無し」になったとして、「残念」「元に戻して」と嘆く声が出ているのだ。 待合室にはステンドグラスも 2017年8月26日、27日放送の「24時間テレビ」では、「ヒロミの24時間リフォーム~オンボロ駅を直そう!~」と題した企画が放送された。これはタレントのヒロミさん(52)が、番組の放送中に駅舎の「生改装」に挑戦するという趣旨だ。 本銚子駅舎は築94年。一日平均の乗員人員は86人(千葉県統計年鑑、2015年度の数字)で、主な利用客は駅のすぐ側にある市立清水小学校の生徒たちだ。 番組では、今回のリフォ
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