6月1日に施行される改正薬事法で、医薬品の販売が変わった。はたして、これでよかったのだろうか。いま一度考え直してみたい。 6月1日、いわゆる「改正薬事法」が施行される。これにより医薬品の販売が、大きく変わる。施行を前にして、マスコミは新たに一部医薬品の販売が可能となるコンビニエンスストアやスーパーマーケット、対抗するドラッグストアなどでの対応について報道している。風邪薬や胃腸薬などの医師の処方箋を必要としない一般用医薬品、いわゆる大衆薬の販売が規制されることで、商戦の激化、業界地図の再編なども発生しているのだ。 医薬品販売が変わる 今回の改正薬事法では、規制の緩和だけでなく、強化が行われていることを忘れてはならない。 今回の改正では、大衆薬は3段階に分類された。副作用に注意が必要な度合に応じて振り分けられたものだが、これによって、より注意が必要とされた第1類に分類された医薬品は、薬剤師が副
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