■[another view][TVゲーム]時代で読み解くテレビゲーム学・第四回(最終回):「記号化された身体」にプレイヤーは何を見る? ※以下は5年前、2001年に『WebSPA!』(扶桑社)で発表した文章の採録です。 第四回(最終回):「記号化された身体」にプレイヤーは何を見る? 文/松谷創一郎、初出『WebSPA!』2001年11月14日号 テレビゲームにおけるリアルとは何か? ──最終回ですね。今回はソフトを具体的に絞ってるわけじゃないんですよね? はい。今回は「リアル」ということについて、「代理主体」という僕の独自の概念を中心に、時代を追って考えてみたいと思います。 ──「代理主体」の話は、1回目でも出ましたね。 これは、ゲームを語る際に欠かせないファクターです。繰り返しになりますが、TVゲームの表現特性とは、「インタラクション(=TVゲーム性)」です。コントローラという入力デ