<大王製紙>6月の株主総会で役員11人退任・降格 大王製紙の井川意高(もとたか)元会長による巨額借り入れ問題で、大王本社の役員17人中11人が今年6月の株主総会で一斉に退任・降格していたことが26日、分かった。井川元会長の父で同社顧問の高雄氏は、毎日新聞の取材に「3月の時点で巨額融資の一部を知った」「本社の取締役らも知っていた」と説明しているが、退任・降格の際、こうした状況に関する説明はなかった。事態の公表を避ける一方で、降格人事で処理しようとした可能性があり、同社の手法に批判が集まりそうだ。(毎日新聞) [記事全文] ◇3月には把握か ・ 創業者一族、3月に把握=報告せず借り入れ拡大−大王製紙前会長への巨額融資 - 時事通信(10月18日) ・ 巨額借金、3月には把握 大王製紙役員、子会社に指摘 - 朝日新聞(10月26日) ・ 前会長巨額借り入れ、大王製紙が社長ら処分方針 - 読売新