冷戦期の1982年2月に米軍が当時のレーガン大統領に行った報告で、ソ連との核戦争に突入した場合、米国民に8千万人の犠牲者が出ると想定していたことが23日、機密解除された米公文書で分かった。 米ジョージ・ワシントン大のシンクタンク、国家安全保障公文書館が一連の文書を入手した。レーガン氏が対ソ核戦争に関する詳細な報告を受けたのは初めてだったとみられる。同氏はその後、ソ連との核軍縮交渉に着手し、87年には中距離核戦力(INF)廃棄条約に署名した。 レーガン氏がホワイトハウスで報告を受けたのは82年2月26日。米軍幹部が同3月に予定した机上演習に向け、核戦争時のソ連による攻撃対象や被害想定、米軍の作戦計画について報告した。(共同)
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