――東京を国内外に印象付けるためのロゴとキャッチコピーを担当しました。 東京は体系立って世界に発信することや、ブランドを考えるということを全くやっていませんでした。世界の名だたる都市はずっと前からそういうことをやっていたのですが。数年前から、東京でもきちんと考えようと委員会が立ち上がり私も関わっていました。グローバル化が進み、都市間競争、観光人口のパイの取り合いが起こっている中で、東京自体も新たな成長産業として観光をきちんと考えていこうということですね。 「東京」の前に長々と文字をつけてもよく分からない。シンプルなTOKYOという文字が目に入るだけでも訴求力があるんじゃないかなと考えました。また、新旧が結びついて新しいものが生まれていくダイナミズムが東京の魅力と考えたときに、単純に言葉で定義するのでなく、運動体として情報として入っていく方が本質的なんじゃないかと思って「&TOKYO」を作り
「村上さんのところ」のデザインの裏側に迫る! 小説家の村上春樹さんが読者の質問にとにかく答えまくった新潮社運営・はてな協力の特設サイト「村上さんのところ」。質問の受付期間は17日だったにも関わらず、寄せられた質問総数は37,465通(村上さんはすべてに目を通し、そのうちの3,331通に返信)。PVは、公開日数119日でなんと1億を超えた。 「村上さんのところ」 その後、書籍化・電子書籍化が決定。村上さんと質問者とのやり取りを、既存の村上ファンをはじめ多くのネットユーザーが楽しんだ結果となった。このWebサイトのアートディレクションを手がけたのが、はてなの種村司さん(はてなID id:tanemu)だ。 種村さんは、学生時代(90年代)からHTMLを書いてWebサイトをつくったり、バイトで「インターネット放送局」のVJとして映像配信に関わったり、新サービスと聞けば片端から試してみたり……とい
公益財団法人日本デザイン振興会は4日、2015年度グッドデザイン賞1,258件の中から選出する「グッドデザイン大賞」(内閣総理大臣賞)が、パーソナルモビリティ「WHILL Model A」(WHILL株式会社)に決定したと発表した。 左から、公益財団法人日本デザイン振興会 大井篤理事長、2015年度グッドデザイン賞審査委員長 永井一史氏、2015年度グッドデザイン賞副審査委員長 柴田文江氏、WHILL株式会社 代表取締役社長 杉江理氏 グッドデザイン賞は、毎年デザインが優れた物事に贈られる賞であり、日本で唯一の総合的デザイン評価・推奨機構。大賞は、その年に受賞したすべてのグッドデザイン賞受賞対象の中で、最も優れたデザインと認められるものに贈られる内閣総理大臣賞で、その年のデザインおよび社会の傾向を象徴する役割を担っている。 「WHILL Model A」は、身体障がい者に限定せず、個人規模
日本中がある意味沸いたオリンピックエンブレム事件。 佐野氏のデザインが白紙になったことで、ネット上に自分でデザインしたオリジナルエンブレムを投稿するユーザーが続々と現れてきています。 その中で、お笑いコンビキングコングの西野亮廣さんも自身のデザインしたオリンピックエンブレムを披露しました。 出典:http://top.tsite.jp/news/geinou01/i/24767350/ まず下書きがコレ! 誰かキチンとパソコンで描き直して、五輪の色に花を塗っといてー pic.twitter.com/Z56Of5rwAO — 【4000人!】キンコン西野 (@nishinoakihiro) 2015, 9月 2 和柄をモチーフにしたデザイン。 確かに一目で日本だと分かるデザインで外国人受けも良さそうです。 ただ、これはあくまで下書きなので完成品を見てみたい。 西野さんがこのデザインの完成品を
都内で細々と自営のデザイン屋をやっております。今回のエンブレムの騒動もここにきて(とりあえず)一つの区切りがついたようなので、この一連の出来事において個人的に感じたことなどを忘備録も兼ねて書き留めておきます。 まず、佐野研二郎という人物についてですが、今回の騒動でまぁ国民に広く知れ渡るほどの知名度を得ましたけど、デザイン業界においてはスーパースター的な知名度が元からありました。まぁサッカーの日本代表でスタメンに入るようなイメージですかね。ちなみに僕はJ2にも入れないぐらいですね。サッカー観ないからよく知らないけど。まぁ所詮業界内だけのことを国民的なスポーツに置き換えるのもアレなんですけど。 で、そんな彼がこんな形で騒がれ始めて、まるで自分や自分のやってる仕事に対していちゃもんつけられてるような気になって一人で勝手に心を痛めていたわけです。しばらくは。 今回のエンブレムが発表されて最初に感じ
現代デザイン入門 (1965年) (SD選書〈第1〉) 作者: 勝見勝出版社/メーカー: 鹿島研究所出版会発売日: 1965メディア: ? クリック: 8回この商品を含むブログ (1件) を見る 今では耳にすることも少ないが、勝見勝は著名なデザイン評論家であるだけでなく、桑沢デザイン研究所の創立や運営に関わるなど、日本の戦後デザインの現場に大きな足跡を残した人物である。 ちょうど瀧口修造などの美術評論家が、単に文章を書くだけでなく、美術の潮流を形作ったように、勝見は日本のインダストリアルデザインのひとつのピークを形作ったといっても言い過ぎではないだろう。 この本は、出版は1965年となっているものの、あとがきにもあるように、50年代の半ばに『リビング・デザイン』という雑誌に書かれたものである。この『リビング・デザイン』というタイトルにもまた、勝見の考え方が反映されている。インダストリアルで
2020年オリンピック・パラリンピック競技大会の開催都市が東京に決定したことをうけ、 公益財団法人日本デザイン振興会、公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会、 公益社団法人日本インダストリアルデザイナー協会、公益社団法人日本サインデザイン協会、 日本デザイン学会の5機関が中心となり「東京デザイン2020フォーラム」を設置しました。 その一環として、様々な領域の最前線で活躍するデザイナーなど20名が集結し、オリンピックについて語る 「東京デザイン2020 オープンセッションVol.01」を、10月31日に緊急開催しました。 当日は、オリンピックのシンボルマークをはじめとする、 ポスターやピクトグラム・サインなどの コミュニケーションのデザインや、都市計画に関するデザイン、次世代のモビリティや情報通信のデザイン、 またパラリンピック大会におけるデザインの役割、 さらに東京のブランディングや
1964年のデザインシステムの完成度を越えるためには 2020年のオリンピック・パラリンピック開催が東京で決まったニュースを聞いて、私も大変うれしかったのですが、日本国民も大いに湧きました。その瞬間、脳裏に浮かんだのは、1964年の東京オリンピックのことです。 あのオリンピックの成功は、やはりデザインシステムの完成度にあったのではないかと思います。前回の東京オリンピックはデザインシステムが非常にうまくいったのですから、今回もそれを参考にして、それ以上のものができれば一番いいのではないかと思っています。 1945年に東京は焼け野原で敗戦を迎え、1960年に池田内閣が所得倍増論を唱えて、ようやく日本が好景気に向かいました。それにオリンピックが拍車をかけたことで、高速道路、新幹線、地下鉄網などのインフラ整備が急速に進んだのです。 前回の東京オリンピックの開催は、1959年にIOCの総会で決まりま
横尾忠則さんの展覧会 「冒険王・横尾忠則」は 2008年6月15日までは世田谷美術館で、 6月27日から8月24日までは 兵庫県立美術館で開催。 横尾忠則さんのオフィシャルサイトは こちらです。
ピクトグラム ~リュディ・リュエッグ*~ ピクトグラムは絵である。 言葉のない絵である。 タイポグラフィーを伴わない。 世界中で通用する 人が理解できる絵である。 どの国から来た人にも どんな言葉で話す人にも 道案内の役に立つのがピクトグラム。 状況を理解するのにも役立つ。 適切な行動をとるにも役立つ。 ピクトグラムは規律を与える。 ピクトグラムは混沌となりがちな空間に秩序を与える。 ・・・ Pictograms ~ Ruedi Ruegg~ Pictograms are pictures Pictures without words. Without typography. Pictures that people understand. Worldwide. Wherever they may come from. Whatever language they may speak. P
独立国だった時代(古琉球)の琉球王国は、文書にどのような様式のものを使っていたのでしょうか。おそらく多くの人は、琉球王国が中国・明朝の朝貢国であったことから、中国風の漢文を使っていたのではないかと考えていると思います。しかし、国内の文書に漢文はほとんど使われていません。では琉球独自の文字があった?いいえ。実は、琉球国内で広く一般的に使われていたのは日本の「ひらがな」でした。 国王から家臣に出された任命(辞令)書【写真。クリックで拡大】は全て「ひらがな」の草書体で書かれ、中世日本で使われていた「候文(そうろうぶん)」という書き方と同じです。候文とは、文章の最後を「~です。」とするのではなく「~候(そうろう)。」と書く文体のことです。 もちろん琉球から明朝に送る外交文書には全て漢文が使われています。しかし、これは琉球自身が漢文で書くことを選んだのではなくて、当時明朝に外交の使者を送るには、明朝
これはいいサービス!助かりますねー。 Picky-Pics(ピッキーピックス) チラシを簡単に作れてしまう 「Picky-Pics(ピッキーピックス)」はチラシや名刺をウェブ上でサクサク作れるウェブサービス。これさえあれば、Photoshopは要りません。デザインセンスも要りません。すばらしい! 使い方は簡単。作りたい資料を選択して、デザインを選びます。 すると編集画面に移動します。あとは文字や背景を加工していくだけ。 素材は5万点近く用意されているそうです。 直感的に素材を追加できます。 各素材はドラッグすると移動します。簡単! 編集画面の使い勝手もすばらしく、ピクセル数を合わせやすいガイド機能が実装されています。 フォントも豊富!これは嬉しいですねー。 出力は3パターン。ウェブページにもできるというのは嬉しいですね。 有料素材を使っている場合は、出力にあたって費用が発生します。この値段
研究者や研究に関わる大学生や大学院生は、一年を通じて研究室ゼミや学会などで研究成果の発表を行なわなければなりません。また、近年、科学者でない人たちに対する一般向けのプレゼンや講演(アウトリーチ活動)の機会も増えてきています。他にも、研究論文や報告書を書いたり、研究費調達のために予算申請書やプロジェクトの提案書を作成したりすることも、研究者にとって欠かせない仕事です。これらはいずれも情報を他者(研究仲間や審査員、一般市民)へ伝えようとする行為であり、正確かつ効果的な情報の発信が望まれます。しかし、自己流で資料を作成して、闇雲に情報を発信していても、スムーズに情報は伝わりません。ときには誤った情報が伝わってしまい、研究の価値を正当に評価してもらえないことさえ起こりえるのです。 情報を正確にかつスムーズに他者に伝えるためには、情報をデザインすること、つまり文章を読みやすく整えたり、図表を見やすく
近ごろ国内では、北欧デザインの雑貨店「フライング タイガー コペンハーゲン」をはじめとする格安雑貨店が続々とオープンしています。低価格でありながらデザイン性に優れたものが多く、中にはあまりの人気にオープン直後から入場規制をかける店も。話題の店舗を含め、格安雑貨店・通販サイトを計6つ紹介します。 ■ ラガハウス ▽ http://lagerhaus-japan.jp/ スウェーデン発のラガハウスは、「住まいにあったら楽しい雑貨」を提供する雑貨店です。細部へのこだわりや、ひとひねりあるデザインを特徴に展開しています。日本第1号店は、2013年10月に奈良でオープン。2014年1月までに5店舗を展開しています。 ラインアップには食器やテーブル小物、ステーショナリーなどを用意。北欧らしいデザインの「マグカップ・エマ」は、525円(税込)で販売されています。商品は店舗だけでなく、オンラインストアでも
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