小池百合子知事は昨年12月末、産経新聞との単独インタビューに応じ、2020年東京五輪・パラリンピックに向けて、出勤時間をずらす時差ビズやテレワーク(在宅勤務)などの普及を進めるとともに、東京大会後も「稼げる東京」を目指し、都内のインフラ整備に向けて国と協議していく方針を示した。 (聞き手 社会部長 中村将) --年が明けると2020年東京五輪・パラリンピックまで1年、ラグビーワールドカップ(W杯)もある。どのように東京の魅力をアピールしていくか 「東京大会はまさしくショーケース。ICT、多言語化、AIは2020年のレガシー(遺産)になる。その結果として、12年ロンドン大会がモデルケースといわれる一つの理由は、大会が終わってからも観光客が増え、経済も伸び続けたこと。私たちが考える東京のアイコンは東京タワーやスカイツリーですが、外国の人からすると渋谷のスクランブル交差点とか、私たちが気付かない