韓国政府は、北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長を批判するビラを飛ばす活動を行ってきた2つの脱北者団体について、軍事境界線に近い地域の住民を危険にさらしたなどとして、17日、社団法人の許可を取り消したことを明らかにしました。 韓国の脱北者団体はことし5月、キム委員長を批判するビラを、大型の風船につけて北朝鮮側に飛ばし、これに反発した北朝鮮が先月、南北の共同連絡事務所を爆破するなど、韓国に揺さぶりをかけています。 こうした中、韓国統一省は、ビラを飛ばす活動を行ってきた2つの脱北者団体について、軍事境界線に近い地域の住民を危険にさらすとともに朝鮮半島情勢を緊張させたとして、17日、社団法人の許可を取り消したことを明らかにしました。 北朝鮮にビラを飛ばしたことで法人の許可が取り消されるのは初めてで、政府の補助金や税制上の優遇措置が受けられなくなるということです。 これに対し、団体側