ソニーは2月3日の決算会見の中で、2020年11月12日に発売した次世代ゲーム機PlayStation 5(PS5)が12月末までの約2カ月で450万台が売れたことを明らかにした。国内ではネットによる抽選予約での当選が難しく、品薄状態で入手困難な状況が続く。ユーザーの間で半ばあきらめムードすら漂っているが、世界的な半導体不足も重なり、供給が改善されるのは、まだ先になりそうだ。 純利益で1兆円の大台に乗せ、第3四半期の業績が好調だったソニーだが、PS5の供給では問題を抱えている。9月下旬からネットで予約受付を開始するなど発売前から期待が高かったこともあり、年が明けても品薄が改善されない現状に対し、しびれを切らしつつあるユーザーも少なくない。 会見で十時裕樹副社長兼CFOは「今年度中の760万台以上の販売達成に向けて計画通りに進捗しているが、お客様からの強い需要には十分に応えられていない」と、