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ブックマーク / jun-jun1965.hatenablog.com (8)

  • 国民の権利 - jun-jun1965の日記

    国会図書館が、著作権が生きている著作のコピーを半分までしか許さないのはよく知られている。しかし、よほどのバカでない限り、国会図書館で全部複写しようとするのは、普通では手に入らない著作物なので、全部複写しても著作権者に損害は与えない。もし現在流通しているを全部複写したら、国会図書館の料金では、買うより高くつく。また地域図書館を通じて借り出せば複写できる。だから原理的にも現実的にも無意味な規定である。著作権法を改正すべきである。 さて、以前私は、国会図書館で、あるパンフレットの後半部を複写しようとした。館員は、「これは前に前半を複写しましたか」と訊いてきた。私は、「その質問に答える義務があると法令に定めてありますか」と問うた。館員は、ないです、と答えた。 国会図書館員は国家公務員であるから、憲法に従う義務があり、国民は国家公務員から、法令に定められていない質問を受けても答えない権利がある。宮

    国民の権利 - jun-jun1965の日記
  • ■ - jun-jun1965の日記

    言論を裏から手を回して弾圧する、といえば佐藤優だが、丸山眞男もそういうことをしたことが、羽入『学問とは何か』で分かる。 かつて梶山力が訳した「プロ倫」を、梶山が32歳で死んだあと、大塚久雄が手を入れて共訳で岩波文庫から出し、のちに大塚が梶山の名を削って単独で出した。安藤英治という成蹊大の教授がこれに怒り、梶山訳を再刊しようとしていた時、丸山からそれをやめるよう圧力がかかったという。安藤は丸山の弟弟子で、成蹊大への就職も丸山の世話になったそうで、成蹊大の政治学の女性教授から、丸山に会いに行こうと言われ、安藤が激しく動揺して羽入宅に電話してきたと書かれている。結局、羽入が懸命に励まして復刊されたというのが1994年のことで、羽入も書いているが、当時安藤は70過ぎである。いかに兄弟子とはいえ、70過ぎの教授に、何が怖いのであろうか。 『学問とは何か』は、主部分たる折原とその他大勢への反論の部分は

    ■ - jun-jun1965の日記
  • 阿部謹也は何が偉いのか - jun-jun1965の日記

    郷和人氏が『環』とかいう、私とは無縁の雑誌で『日売春史』の書評をしてくれたのを先日知った。といっても、主として網野善彦批判の書評なのだが、そこで、網野が網野銀行という財閥の一族であることを初めて知った。 (活字化のため削除) - 以前、現代の推理小説作家の自伝的エッセイを二冊ほど読んで、実に人柄が、純文学作家とは違うなあ、と思ったことがある。推理作家でも、松清張とか高村薫、北村薫など、文藝趣味の強い人はまた別なのだが、純然たるパズルのように推理小説を書く人というのは、まあさっくり言ってしまえば俗物というか、会社員でも平気で勤まりそうな、あるいは理系のような、そんな感じがしたのである。森見登美彦にもそれを強く感じるが、これは理系の研究者だ。

    阿部謹也は何が偉いのか - jun-jun1965の日記
    atawi
    atawi 2008/10/21
  • やっぱりバカだと思う - jun-jun1965の日記

    これだけ報道されているのに今なお振り込ませ詐欺に引っかかるなどというのは、半分ボケた老人でなければバカである、という声を気にしたのか、「毎日新聞」夕刊に、「巧妙な手口」が紹介されている。江戸川区に住む74歳女性に「お母さん、俺だよ」と電話があり、印刷会社に勤める40代の長男だと思い込み、「相談があるんだ。でも今日はやめとく」と思わせぶりに電話を切り、翌日昼ごろ、「夫のいる女性を妊娠させた。慰謝料がいる」と電話、それから一週間ほど続けて電話があって計260万を振り込んだという。「恥ずかしいから、誰にも話さないで」と涙ながらに訴えるので、8日になるまで夫にも話さなかったという。 ・・・どこが「巧妙な手口」なのか。だいたい、そんなに何度も話していて、息子ではないと気づかないのもおかしいし、自分から息子に電話して確認しないのもおかしい。それとも息子はそういうことの常習犯なのか? わけが分からん。

    やっぱりバカだと思う - jun-jun1965の日記
    atawi
    atawi 2008/10/16
    一例の被害だけではないのだから、そこまで目くじらたてなくても。そんなことより最後の2行が気になる。
  • 読んだけどつまらなかったよ - jun-jun1965の日記

    ちょいと前の日経新聞で佐々木敦とかいう人が、今の小説はダメだと言う人がいるが、読まずに言うのはおかしい、と言っていたのだが(ただし取材記事)、うーん具体的にどこのどなたさんが、読まずにそういうことを言っているのか、ちと教えて欲しいのであるが、別に私は今の小説がダメだとは言っていないし読んでもいるのだが、これは佐々木なるお方が推奨する古川日出男とかを読まねばならんのだろうと思って読み始めたが、三島賞受賞作は実につまらなかった。この人は通俗作家らしいので、そっちの代表作らしいアラビアなんとかの「大仰文体」に、またかとうんざりさせられた。 「大仰文体」は擬古典的なところもあるので、起源を探れば、中世の軍記物語や浄瑠璃にまで遡るし、歴史小説や大河ドラマ、ファンタジーやSFにも淵源するだろうが、私がはっきり最近の大仰文体の始祖と思えるのは、富野喜幸(由悠季)で、1979年のノベライゼーション『機動戦

    読んだけどつまらなかったよ - jun-jun1965の日記
  • 自殺予防キャンペーンの偽善 - jun-jun1965の日記

    十日から自殺予防週間だそうだ。私はこの自殺予防キャンペーンというのを実に胡散臭いものだと思っている。自殺する人間には、それぞれ原因があるわけで、その原因を取り除かないで、自殺だけ止めても意味ないだろう。 たとえば病での自殺というのは、どうしても防げないことはある。医者にかかっていない者なら、医者にかかるようすればいいし、藪医者にかかっていて困っているならいい医者にかかれるようにすればいい。 あるいは借金苦による自殺というのも多い。私は借金をしない主義だが、現代の資制社会というのは、人が借金をするものという前提でできているし、「ローンを組んで何ちゃら」などと、愚か者に借金を勧める業者だっているわけで、街金なんてのは自殺者製造業者みたいなものだ。気で自殺を防止したいなら、無理な借金はやめましょう、って政府が言えばいい。聞いたことがないね。あるいは宝くじなんて、期待値を計算したら絶対当たら

    自殺予防キャンペーンの偽善 - jun-jun1965の日記
    atawi
    atawi 2008/09/04
  • 逆接助詞「も」のにわかな流行 - jun-jun1965の日記

    最近、学生のレポートで二例ほど、逆接の接続助詞「も」が使われているのに出くわした。「ナポレオンはエルバ島を脱出してフランスに上陸、再度皇帝を名乗るも、ワーテルローの戦いに敗れ・・・」の「も」である。『岩波国語辞典』では、後世の文語的表現とあり、『日国語大辞典』は、主として古典から用例を拾っており、この用法はないようだ。 推量するに、大正から昭和にかけて多く使われたのではないかと思うが、昨今にわかに流行しているのは、ウィキペディアでこれが多用されているからであろう。その原因を探ると、ウィキペディアには歴史について詳しい記述をしている項目があり、『国史大辞典』がしばしばこの「も」を使っているので、そこから流れてきたものと思われる。

    逆接助詞「も」のにわかな流行 - jun-jun1965の日記
    atawi
    atawi 2008/07/18
  • パワーポイントって何? - jun-jun1965の日記

    私は、去年の今頃まで「パワーポイント」というのが何だか知らなかった。なんとなくペンライトのようなものを想像していて、「パワーポイントを使って発表」とか聞くと、図表か何かをペンライトで指示しながら発表したのかと思っていた。しかし、今では消えてしまった「偽パワポ」に関するブログ記事を読んで、どうも違うようだと思い、尋ねてみて分かったのだが、当初、いったいそれが、たとえばスライドを使った説明とどう違うのか分からなかった。どうやら、パソコンで作って準備できるというところが違うらしい。なんじゃい、それだけのことかい、と私は拍子抜けしたのだが、どうも見聞するところでは、大学あたりではこの「パワポを使ってのプレゼン」とやらが大流行らしい。といっても、流行させているのは教師のほうのようで、学生にさせたり、学会発表に使ったりするようだ。 それでようやく、東大英語の授業が数年前から「プレゼンテーション」を中

    パワーポイントって何? - jun-jun1965の日記
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