日本電産社長の永守重信氏は日本経済新聞が2004年1月に実施した「平成の名経営者ランキング」で市場関係者の投票結果で第1位となりました。別名、「平成の再建王」の威名をとります。永守社長は日本電産の経営だけでなく、この30年弱に何と23社の再建を手がけ、しかも「23勝無敗」の実績をあげています。ではそのノウハウは! ゴーンさんとの違い 企業再生には漢方薬で治す方法と、従業員を削減し赤字事業は切り捨てる大手術で立て直す西洋療法があります。永守社長は漢方療法、日産のゴーンさんは西洋療法。永守社長は、社長など経営陣は代えず、人減らしもしないで、仕事のやり方を徹底的に変えて企業再建を行っていきます。 再建の判断は技術力 永守社長が企業を買収するかどうかの最大のポイントを技術力においています。陳腐化せず今後の事業に生きる技術を持つかどうかを見ます。労使関係や社員が怠けて働かないといった問題は1、2年で