クラウドサービスの普及により自前でメールサーバを構築することは少なくなりましたが、自前で構築したメールサーバは他のシステムと連携しやすいなど自由度が高いのが魅力です。ただし、セキュリティの確保も自前でしっかり行わなければなりません。そこで今回は、SSL/TLSに対応したメールサーバを構築した時の手順をメモしておきました。 メールサーバの設定概要 メールサーバの設定概要は、以下の通りです。ドメイン名やIPアドレスはサンプルですので実際のものに読み替えてください。 今回サーバOSは、AlmaLinux を利用していますが、Rocky Linux や CentOS Stream など RHEL系のディストリビューションであれば同じ手順で設定できると思います。 メールアドレスのドメイン名example.com メールサーバのアドレス(FQDN)mail.example.com メールサーバのIPア
![SSLメールサーバ構築メモ Postfix + Dovecot【2023年版】](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/38578a6a79f8f0be6a7c3deec557496f8bf93a49/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fblog.apar.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2016%2F01%2Fogp-ssl-mailsv.png)