羽生結弦(ゆづる)・浅田真央そしてソニー。ソチ五輪活躍の2人に関連して、五輪直前に事業縮小を発表したソニーのことを思い浮かべてみた。羽生選手は4回転ジャンプで「世界一」に輝いたあと、今後は世界に先駆けて「4回転半」に挑戦するという。浅田選手は彼女しかできない「トリプルアクセル」にこだわり、ショート・プログラムでの失敗を乗り越えて最後のフリー演技で成功させた。(フジサンケイビジネスアイ) 「世界初」という文脈で考えると、ソニーについては実に残念だが、「過去形」で言わざるをえない。トランジスタ・ラジオ、トリニトロン・カラーテレビ、ウォークマン、パソコン「バイオ」などと世界唯一無二の技術を誇った。 ソニーに限らず、家電を中心とする日本の電子・電機産業はこのところ縮小に次ぐ縮小、撤退また撤退という悪循環にはまっている。そんなときの結弦君、真央ちゃんが躍動して出した答えが、日本国民として天啓のように