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2015年7月18日のブックマーク (2件)

  • 映画『ジョンラーベ~南京のシンドラー~』の解読~ラーベの握手が示すもの : 青空帝国

    青空帝国 永田喜嗣★ 戦争映画研究家、博士 (人間科学、大阪府立大学 )  専門: 歴史社会学 、ドイツ文学、ジョン・ラーべ研究、抗日映画研究、 ★過去の活動:国際交流、多文化共生、地球人まつり・プロジェクト、国際理解教育「心に国境を持たない人づくり」コスモリアン・プロジェクトなど ★活動:執筆および講演活動など ★リンクはフリーですが、記事の転載、転用はご遠慮ください。 ★この記事は映画『ジョンラーベ~南京のシンドラー~』の分析です。内容には若干の「ネタバレ」も含まれますので、8月の東京での第二回目上映で鑑賞される方は記事を読むにあたってそのことをご了解の上お読みください。(筆者) 2009年5月17日、東京両国の江戸東京博物館ホールにて「南京・史実を守る映画祭」実行委員会主催によって特別上映された2009年のドイツ・フランス・中国の合作映画『ジョンラーベ~南京のシンドラー~』。この映画

    映画『ジョンラーベ~南京のシンドラー~』の解読~ラーベの握手が示すもの : 青空帝国
    azu_mir
    azu_mir 2015/07/18
    「ガレンベルガー監督が指弾しようとしたものは何であるのか。彼の言葉通りそれは日本そのものでもなく、日本人そのものでもない。それはヒトラーのナチズムであり、日本の天皇制ファシズムであるにほかならない。」
  • 映画『永遠の0』のプロパガンダの仕掛け

    映画『永遠の0』が地上波でノーカットで放送されるとのこと。拙著『熱狂なきファシズム』で論じたことだが、この作品は戦争で死ぬことを嫌がる宮部を主人公に据えることで一見反戦映画に見せかけているが、彼を最後に特攻させることで結局はその死を美化する。巧妙なプロパガンダである。 『永遠の0』が巧妙なのは、軍国青年を主人公にするのではなく、死ぬのを嫌がる宮部を主人公にしたことだ。現代の観客は軍国青年には感情移入できないが、宮部にならできる。宮部にどっぷり感情移入させた上で、特攻させる。だからその死に思わず号泣してしまう。誰が彼を殺したのかは不問に付される。 宮部に感情移入させられた観客は、彼の死を「国や家族のための自己犠牲」と感じて思わず感動してしまう。だが特攻隊員たちは、無能な戦争指導者たちによって無理やり殺されたのであり、英雄というよりも犠牲者。『永遠の0』は、宮部を英雄として描くことで、あの戦争