東海旅客鉄道(JR東海)・私鉄・地下鉄が接続する東海地方最大のターミナル、名古屋駅。1日乗車人員はJRの名古屋駅だけで20万5000人(2015年度・JR東海)にのぼる。名古屋駅を中心とする旺盛な通勤・通学需要を背景に、JR東海の名古屋エリアでは通勤向け有料列車が各路線で運行されており、速達サービス・着席サービスによる快適通勤を可能としている。 速達サービスの代表格は東海道新幹線で、在来線では主に特急と「ホームライナー」が快適通勤に対応している。JR東海の「ホームライナー」は「通勤・通学にゆったり座れる」ことをセールスポイントにしており、全席座席指定制であるにもかかわらず、乗車整理券は320円と安価な料金設定となっている。また、快速に指定席を設定し、快適通勤に対応している線区もある。 今回は、平日におけるJR東海名古屋エリアの「ホームライナー」や特急列車などの通勤利用の視察を通して、通